消えた11人が、助けてと電話してきた
この世界で遊ぶ国際スパイ・諜報サスペンスの AI TRPG。潜入、交渉、人を守る判断を自分の言葉で。どんな作戦を入力しても AI のゲームマスターが形にする、ブラウザで無料で始められるテキストアドベンチャーです。
無人試運転のはずの列車から、あなたの携帯に着信した。
ノルハ共和国。湖を見下ろす高原鉄道は、開業式を迎えようとしている。青澄商事の引渡し責任者として、あなたは整備ヤードの先頭車両を見ている。
画面に映ったのは、八日前に消息を絶った技術主任、橘ミオだった。
「技術者と運転士、私を入れて十一人。この列車にいる。全員、退職して出国したことにされてる」
背後で誰かが、同僚の肩に毛布をかけた。
「指定された検査駅へ渡されたら、また閉じ込められる。あなたに、行き先を決めてほしい」
現地支社長の黒瀬から、別の着信が重なる。『今日の便で帰国しろ。列車には関わるな。私から説明する』
現地の保安責任者が、こちらへ歩いてくる。隣の物流主任サラが、湖畔の工事拠点を地図で指した。「ここなら、まだうちの仲間がいる。行くなら私も乗る。どうする?」