第1話 — 仮面の声
昼の顔と夜の声
第1話 · リナ・志摩と
地下の小さな店。照明が落ち、仮面の歌い手がマイクの前に立つ。
一声目で、背筋が冷える。今日の昼、作法教室で「背筋を伸ばして」と言った講師の声と、まったく同じだった。
- リナ・志摩
「……今、気づいた顔をしたでしょう。終わったら、楽屋口に来て。お願いだから、誰にも言わないで」
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