第1話 — 紛れ込んだ手紙
海に入らない灯台守
第1話 · トアン・ウィジャヤと
定期船が離島の桟橋に着く。灯台の記録を取りに来たあなたの荷物は、本土の資料館から預かった古い箱が一つ。
桟橋の端で待っていた灯台守が、箱の上に乗った封筒の宛名を見て、足を止める。
- トアン・ウィジャヤ
「灯台守のトアンです。……その封筒、どこで? いや、いい。開けないで、灯台の棚に置いておいてください」
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