『机の砂時計は彼氏の物、私が話せるのはいつ?』
——発言も許可制?
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冒頭から、机上で砂が落ちている岳の砂時計と、その奥で話すことさえ許されない悲しみをこらえる佳代を映す。佳代は画面左側から、右の画面外にいる岳を見て、話すにも許可が必要なのかと問いかける。開始と同時に「発言も許可制?」を表示する。人物紹介は開始から1秒より後に出す。岳は同じ居間にいるが映さない。
田口 佳代「話すのも、許可がいるの?」
画面右側の岳が左の画面外にいる佳代を見て、自分の砂時計を理由に話を止める。砂時計は机の中央で縦置きのまま。
金子 岳「俺の砂時計。落ちるまでは俺の番。」
佳代は岳を見たまま交代の約束を確かめる。右下の前景には岳の紺のシャツの肩から胴の一部だけが入る。砂時計は机上で動き続け、画面外にある。
田口 佳代「砂が落ちたら交代。約束だよね。」
岳は交代を認めるが、佳代は自分に命令できないと見下している。
金子 岳「そう。俺には命令できないだろ。」
佳代は机上の砂時計を見つめ、話を止められて待ってきたことを言う。白い砂は上側に少し残っている。
田口 佳代「黙れって言われて、ずっと待ってた。」
岳は左の佳代へ、従うなら交際を保つという条件を突きつける。
金子 岳「俺の言うこと聞くなら、付き合うよ。」
机上の砂時計全体を寄りで映す。縦置きの上側に残った最後の白い砂が落ち切り、上側が空になる。その状態を見せてから、画面外の佳代が自分の番を宣言する。
田口 佳代の声が響いた。「落ちた。今度は私が命令する番。」
岳は左の佳代を見る。笑みが消え、命令を待つ側になる。砂時計は机上で上側が空のまま。
金子 岳「わかった。何をすればいい?」
感動の山: 佳代は、右前景に紺のシャツの肩と胴の一部が見える岳に向かい、従わせることを拒んで別れたいと言い切る。岳の顔は画面外。決め台詞は開始後すぐに話し、残り2秒は口を閉じた無言の間にする。
田口 佳代「従わせたいんじゃない。別れたい。」
佳代一人と机上の砂時計を同じ画面に収める。佳代は視線を下げ、右手で縦置きの砂時計の木枠を持ち、逆さにせず横向きに寝かせて机に置き、手を離す。最後は横置きの砂時計と、口を閉じてそれを見る佳代を映す。
岳は左の佳代を見て別れを受け入れる。笑みはなく、最後は口を閉じている。砂時計は机上で横置きのままで、恋人関係も終わる。
金子 岳「……わかった。別れよう。」