『彼に頼まれ同僚の女性に合鍵を渡す、私は床へ』第1話「同僚に合鍵、私は床で寝る』
——私だけ床?
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冒頭の恵里の困惑した顔と緑の合鍵に「私だけ床?」を重ね、寝室を譲る本人だけが床で寝る不公平を初秒で示す。恵里は画面右外の徹へ問い返す。人物紹介は開始1.2秒後に出す。
宮崎 恵里「私だけ床で寝るの? 部屋を譲るのに。」
黒の合鍵を持つ徹が、画面左外の恵里へ「沙耶は一晩泊まるだけ」と約束して、床で寝るよう求める。一時的な助けだと思わせるこの約束が、後の退去要求で覆る。
小川 徹「沙耶は一晩泊まるだけ。お前は床でいいだろ。」
沙耶が画面左外の恵里を見て、自分が急に家を出た事情と、次の住まいを探すつもりを説明する。
森川 沙耶「急に家を出て。すぐ次を探すから。」
顔を映さず、合鍵を渡す二人の手元だけを映す。左から伸びる恵里の右手が緑の合鍵を持ち、右から伸びる沙耶の左手は、最初は鍵から離れた空の掌を見せる。恵里の優しい声に合わせ、恵里が沙耶の左掌に鍵を渡して手を引く。最後は沙耶だけが緑の合鍵を持つ。徹と黒の合鍵は画面外。
宮崎 恵里の声が響いた。「寝室、使って。私は床で寝るから。」
宮崎 恵里の声が響いた。「これ、家の合鍵。」
緑の合鍵を持った沙耶が、画面左外の恵里を見て、恵里自身が床で寝るのか確かめる。
森川 沙耶「私のために、恵里が床で寝るの?」
何も持っていない恵里が右外の沙耶へ向き、自分が借りている家だから安心して泊まってほしいと伝える。
宮崎 恵里「私が借りてる家だから、安心して。」
徹一人の胸元から頭までの寄り。右手の黒の合鍵も画内に収め、左外の恵里へ視線を向けて、沙耶に合鍵が渡ったことを確かめる。恵里と沙耶は肩や手も映さない。ここでは目的をまだ明かさない。
小川 徹「沙耶に合鍵、渡したんだな。」
徹が左外の恵里に向かって、沙耶との交際を望んでいることと、恵里への退去要求を言い切る。沙耶が交際を承諾した事実はない。
小川 徹「沙耶と付き合う。恵里は出てって。」
感動の山: スカッと。沙耶は受け取った緑の合鍵を持ったまま、右外の徹をまっすぐ見る。恵里との同居を選び、徹との交際を断る。決め台詞の後は口を閉じ、最後まで無言の間を残す。
森川 沙耶「恵里と住む。あなたとは付き合わない。」
画面外の恵里が「私は出ない」と自分の家を守る選択をし、徹との別れと退去を告げる。徹は左外の恵里を見たまま、黒の合鍵を玄関脇の造り付けの棚に置く。最後のコマでは鍵が棚にあり、徹は持っていない。沙耶の拒否に続く決着であり、別の逆転としては扱わない。
宮崎 恵里の声が響いた。「私は出ない。別れる。鍵を置いて出ていって。」
徹は口を閉じ、右の開いた玄関から家の外へ出て完全に画面から消える。黒の合鍵は棚に残る。恵里と沙耶は居間の画面外に残る。最後のコマでは玄関に徹の姿がなく、返された黒の合鍵が棚にある。
同じ居間。左の恵里と右の沙耶が向かい合う。緑の合鍵は沙耶の左手、黒の合鍵は右奥の玄関脇の棚に残る。恵里が寝室を一緒に使おうと伝え、沙耶が了承する。話していない側は相手を見て口を閉じる。最後は二人とも口を閉じ、恵里だけが床で寝る必要のなくなった家で終える。
宮崎 恵里「沙耶、一緒に寝室を使おう。」
森川 沙耶「うん。恵里だけ床には寝かせない。」