『同僚に告白の練習を頼んだら、なぜ拒否だった?』
——練習すら、拒否?
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冒頭、達也が切迫した顔で「無理」と遮る。上げた手の向こうで里穂の笑顔が凍る。告白の練習さえ拒まれた里穂が理由を尋ねる。
加藤 達也「無理。」
石川 里穂「告白の練習、なんでダメなの?」
里穂は、今日こそ好きな人に気持ちを伝えたいと説明する。
石川 里穂「好きな人に、今日こそ伝えたいの。」
達也は上げていた手を下ろすが、告白相手が気になって目をそらせない。
加藤 達也「相手、俺の知ってる人?」
里穂は達也をまっすぐ見ながら、好きな人の特徴を答える。達也は自分のこととは気づかない。
石川 里穂「うん。いつも私の話を聞いてくれる人。」
里穂は達也から目をそらし、本人の前では話せなくなるから練習したいと説明する。
石川 里穂「本人を前にすると、言えなくなるの。」
達也は里穂の困った顔に折れ、無理に笑って練習を引き受ける。
加藤 達也「分かった。俺をその人だと思って。」
里穂は練習という形だからこそ、達也の目を見て告白できる。達也の作り笑いが消える。
石川 里穂「好きです。付き合ってください。」
達也は、里穂が好きだから他の男への告白練習は無理だと明かす。四秒以内に言い終え、残り二秒は不安そうに里穂の返事を待つ。音楽は抑えたまま、まだ気持ちが通じたとは見せない。
加藤 達也「好きだから、他の男への練習は無理。」
感動の山: 里穂が「私が好きなのも、達也だよ」と明かし、両思いだと分かる。三秒以内に言い終え、残り二秒は台詞なし。達也の驚きが安堵の笑顔に変わり、里穂も笑う。この沈黙で初めて音楽が温かく盛り上がる。
石川 里穂「私が好きなのも、達也だよ。」
里穂は練習ではなく本当に交際を申し込む。達也が受け入れ、並んで手をつないで笑う。恋人になったところで閉じる。
石川 里穂「本番。付き合ってください。」
加藤 達也「うん。よろしく。」