『お前と、最後の夏。』第4話「元恋人の告白』
——兄・神崎律(紗良の双子の兄・帝城の投手)
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00–01|紗良のスマホ。兄への未送信文「本当のことを話して」。字幕「兄は嘘をついた。」。端末画面は後から合成。
01–09|校門脇、人の通行を避けた場所。紗良「兄は、監督が新田くんに投げろって言ったのを、聞いてた」。蓮「『覚えてない』って言ったよな」。紗良がうなずく。
神崎 紗良「兄は、監督が新田くんに投げろって言ったのを、聞いてた」
朝倉 蓮「『覚えてない』って言ったよな」
09–19|紗良「推薦の話が消えるのが怖かったって」。
神崎 紗良「推薦の話が消えるのが怖かったって」
09–19|蓮「俺が消えたら、あいつがエースだもんな」。紗良「それだけで決めつけないで」。言った直後、自分の言葉に気づく。
朝倉 蓮「俺が消えたら、あいつがエースだもんな」
神崎 紗良「それだけで決めつけないで」
19–28|蓮「また、兄貴の話か」。紗良「……ごめん」。
朝倉 蓮「また、兄貴の話か」
神崎 紗良「……ごめん」
19–28|蓮「いつから知ってた」。紗良「別れる前」。蓮は笑いかけ、笑えない。
朝倉 蓮「いつから知ってた」
神崎 紗良「別れる前」
28–39|蓮「俺が何回聞いたか、覚えてる?」。紗良「覚えてる」。音楽なし。互いの目を切らない。
朝倉 蓮「俺が何回聞いたか、覚えてる?」
神崎 紗良「覚えてる」
28–39|蓮「じゃあ何で黙ってた」。紗良「兄まで失うのが怖かった」。
朝倉 蓮「じゃあ何で黙ってた」
神崎 紗良「兄まで失うのが怖かった」
39–48|蓮「殴ったのは俺だ。それは変わんねえ。でも、止めに入ったことまで、なかったことにされた」。
朝倉 蓮「殴ったのは俺だ。それは変わんねえ。でも、止めに入ったことまで、なかったことにされた」
39–48|紗良は否定しない。
48–57|紗良「許してって言いに来たんじゃない。兄に、学校で証言を訂正してって言う」。
神崎 紗良「許してって言いに来たんじゃない。兄に、学校で証言を訂正してって言う」
48–57|蓮「俺に戻ってきてほしいから?」。紗良「違う。私が、黙るのをやめる」。
朝倉 蓮「俺に戻ってきてほしいから?」
神崎 紗良「違う。私が、黙るのをやめる」
57–65|紗良は自分の端末で送信。公開投稿にはしない。蓮に画面を見せて褒めてもらおうとしない。
57–65|送信文「学校に本当のことを話して。私も知っていることを伝える」。
65–75|帝城の室内練習場。律がメッセージを読む。遠くの部員「律、次!」。
帝城の部員「律、次!」
65–75|律「今、行く」。ボールを握る手だけが固い。黒へ。
神崎 律「今、行く」