『彼女2人に責められても、彼は恋人選びのくじを出す』第1話「彼女をくじで?』
——彼女をくじで?
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勇人がくじ袋を差し出そうとする。桃子は画面外から、浮気を謝らずに恋人をくじで選ぶ異常さを問いただす。袋の中の紙は見せない。
安田 桃子の声が響いた。「浮気を謝って。くじで選ぶ気?」
桃子が、恋人としてまず謝罪を求める。勇人の袋は画面外で差し出されたまま。
安田 桃子「ちゃんと浮気を謝ってよ。」
真由子が、桃子から浮気を知らされて来た経緯と、自分たちにも選ぶ権利があることを言う。
野口 真由子「桃子から、浮気って聞いて来た。」
野口 真由子「私たちにも選ぶ権利、あるよね。」
勇人が、どちらかとは別れると宣言してくじを押し通そうとする。袋は前へ差し出された状態を保つ。
岡崎 勇人「どちらかとは別れる。くじで決めよう。」
桃子が、自分で用意したくじを使うのかと勇人に確認する。
安田 桃子「自分で作ったくじで決めるの?」
勇人が自作だと認め、運で決めれば自分は恨まれずに済むと説明する。視聴者には、くじで片方だけと別れるという予想される答えが示される。
岡崎 勇人「俺が作った。運なら恨まれないだろ。」
真由子が、ほかに恋人はいないと言われ、さらに自分を選ぶと約束された過去を短い言葉で確認する。
野口 真由子「私には独り身って言ったよね。」
野口 真由子「私を選ぶって言ったのも嘘?」
勇人が真由子との約束を切り捨てるように、くじの中身は全部桃子で、桃子のお金が目当てだと自分の言葉で明かす。袋を見せ続けて自作の伏線を回収する。
岡崎 勇人「中は全部、桃子だよ。金があるから。」
感動の山: 桃子が、選ばれる側ではなく自分で断る側に立つ。決め台詞のあと、口を閉じたまま2秒以上の無言を残す。
安田 桃子「私たちは、あなたを選ばない。」
真由子も自分の意思で別れを明言する。互いに勇人を断ったことを同じ画面で確定させるため、このカットだけ女性たちのツーショット。画面左の真由子を主役として大きく、画面右の桃子は少し奥で柔らかくぼかす。両者とも画面外左の勇人を見る。桃子は口を閉じて黙っている。誰も退室しない。
野口 真由子「私も別れる。お金目当ての人は嫌。」
勇人は何も言えず、差し出していた袋を下ろす。くじは引かれず、桃子も真由子も別れたことをテロップで言い切る。最後のコマでは袋を下ろし終えている。