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『嘘つきは選ばれない』第1話「靴を捨てた嘘つきは、カメラに映っていた」(動画版) ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

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2026/10/23 公開・1,309字・👁️ 5 閲覧

『嘘つきは選ばれない』第1話「靴を捨てた嘘つきは、カメラに映っていた』

——合宿1日目の夜

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アッシュグローブのアイドルオーディション合宿、1日目の夜。第1レッスン室。ノラ・ベルが空っぽの靴棚の前で青ざめる。ケイラ・プライスがゴミ箱の中のノラのダンスシューズを指差して笑い、シエナ・ヴァンスが腕を組んで見下ろす。

ケイラ・プライス「ノラ、探し物? ゴミ箱の中じゃない?」

シエナ・ヴァンス「靴もない子が、アイドル?」

アイヴィ・シンクレアがレッスン室に戻ってきて、ゴミ箱からノラのダンスシューズを拾い上げる。アイヴィ「捨てたの、誰?」シエナは肩をすくめてとぼける。

アイヴィ・シンクレア「捨てたの、誰?」

シエナ・ヴァンス「さあ? 自分で捨てたんじゃない?」

シエナとケイラは鏡の前で笑い合い、審査に向かってレッスン室を出ていく。

シエナ・ヴァンス「審査、楽しみにしてるね」

ケイラ・プライス「裸足で踊れば?」

泣きそうなノラに、アイヴィがダンスシューズを手渡す。アイヴィは棚の上の支給カメラを手に取る。赤い録画ランプが大きく光っていた。アイヴィ「大丈夫。このカメラ、ずっと録ってる。見せられる」

ノラ・ベル「もういい……私なんて」

アイヴィ・シンクレア「大丈夫。このカメラ、ずっと録ってる。見せられる」

アイヴィとノラが審査ホールへ駆け込む。ノラが審査員長ヴィクター・クレインに、靴がゴミ箱に捨てられていたと告げる。クレインは候補生たちを見渡し、審査で嘘をついた者は即脱落だと告げる。

ノラ・ベル「審査員長、私の靴、ゴミ箱に捨てられてて……」

ヴィクター・クレイン「審査で嘘をついた者は即脱落だ」

審査ホールで、ノラの訴えを聞いたクレインが、靴の件を問いただす。ケイラは目をそらさずに嘘をつき、シエナは「捨てたのは私じゃない」と涼しい顔でかわす。

ヴィクター・クレイン「ノラ・ベルの靴が捨てられたと聞いた。誰だ」

ケイラ・プライス「知りません。見てもいません」

シエナ・ヴァンス「捨てたのは私じゃない」

アイヴィが前に出て、支給カメラの画面を審査員席へ向ける。画面にはまず練習するアイヴィが映り、続いてゴミ箱へ靴を投げ込むケイラがはっきり映っていた。

アイヴィ・シンクレア「今夜の練習動画です。カメラは棚に向けて置いてました」

ヴィクター・クレイン「……再生しろ」

クレインが立ち上がり、ケイラを指差す。ケイラはシエナのほうを振り返って叫ぶが、クレインは「シエナの証拠はない」と告げ、誰も助けない。ケイラが審査ホールから出される。

ヴィクター・クレイン「ケイラ・プライス。審査で嘘をついたな。脱落だ」

ケイラ・プライス「待って、シエナにやれって言われた!」

ヴィクター・クレイン「シエナの証拠はない。ケイラだけ脱落」

クレインが退場し、シエナがアイヴィの横を通り過ぎざまに囁く。ケイラは自分に使われただけだと。アイヴィは支給カメラを握りしめ、まっすぐ見返す。

シエナ・ヴァンス「私がケイラを使っただけ。次はあなた」

アイヴィ・シンクレア「消えるのは、嘘つきの方」

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