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どちらの家にも、行きません(動画版) ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

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2026/10/24 公開・765字

『どちらの家にも、行きません』

——家族で暮らした家を畳んだ日。長男は悠、次男は陸。母の都は、自分の教室で暮らすと決めた。

────────────────────────

無言の先行hook:母が二本の鍵を息子たちへ戻す。兄は悠、弟は陸。(冒頭では発話しない)。

都「家は、たたんだ。私は自分の教室で暮らす。」

戻された二本の鍵を手に、息子が母を見る。

都「都、どちらの家にも行きません。」

兄が自分の鍵を机へ置き直す。

悠「悠は、一人じゃ心配なんだよ。」

弟がドアから入り、椅子を母へ近づける。

陸「陸の家なら、母さんの部屋もある。」

母が小さな工作箱を机へ置く。弟は左手前の画面端へ下がり、枠の外に出るが、声は届く位置にいる。

都「部屋はあっても、私の予定がない。」

兄が箱へ目を向ける。弟は画面外の左手前から声だけ返す。

悠「何がしたいの?」

陸「兄さん、母さんの前で、そういう聞き方する?」

母が工作箱の中身を示す。弟は画面外のまま、その声が聞こえる位置にいる。

都「人に、ものづくりを教えたい。」

都「前から、近くの空き店舗を探していたの。」

弟が枠へ戻り、机に残っていた二本の鍵を自分の前へ引き寄せる。兄は右にいる。

陸「どっちか一人を選ぶ話じゃ、ないんだ。」

母が工作箱から三本目の鍵を取り出し、自分の教室の鍵だと示す。弟は左手前にいる。

都「これは、私が自分で見つけた教室の鍵。」

兄が三本目の鍵を見つめる。

悠「もう、場所を見つけたの?」

母が嬉しそうに頷く。

都「近くの小さな教室。奥に住める。」

弟が母と同じ向きへ座る。

陸「通う道、一緒に確かめよう。」

弟が机の二本の鍵を自分の手に取り、母がその二本を指さして言う。三人が工作箱を囲む。

都「手伝って。でも選ばせて。その二本の鍵は、持って帰って。」

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