【公式映像脚本】『私の歌を毎日止める同級生は何を隠していた?』第1話「なぜ同級生は毎日、私の歌を止めるの?』
キャッチコピー:明日、歌の試験 私を落とす気?
■ 登場人物
・木村 詩織(明日、歌の試験を受ける生徒。翔を歌のライバルだと思っている。)
・長谷川 翔(詩織の歌で伴奏の試験を受ける同級生。詩織に恋をしている。)
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(4秒)
ト書き:冒頭の歌声とピアノが突然途切れる。詩織を腰上の横顔で捉える。画面外のピアノへ視線を鋭く向け、目を見開いて肩をこわばらせる。間を置かず「私を落とす気?」と、試験を邪魔されているのではないかという疑いをぶつける。顔を大きく振り向かせる動作や顔への寄りは入れない。冒頭から二秒間、「明日、歌の試験」「私を落とす気?」の二行を表示し、試験直前に歌を止められた切迫感と疑念を同時に伝える。続いて詩織の名前を表示する。
テロップ:[明日、歌の試験 / 私を落とす気?]
テロップ:[歌の生徒・詩織]
木村 詩織「私を落とす気?明日、歌の試験だよ?」
◆ s02(5秒)
ト書き:ピアノの前に立つ翔が、止めるために上げていた手を下ろす。詩織が息苦しそうだったと指摘する。
テロップ:[詩織の同級生、翔]
長谷川 翔「ここ、息が苦しそう。もう一回。」
◆ s03(5秒)
ト書き:詩織が腕を組む。翔も試験を受けると以前聞いたことを、短い心の声で説明する。翔をライバルだと思っている。
木村 詩織(声)「翔も試験って聞いた。毎日、歌を止めるし。」
◆ s04(5秒)
ト書き:ピアノのそばに立つ翔を腰上で捉える。翔は画面外の詩織に視線を向け、彼女の不満に気づかないまま、息を吸う時間を作るために自分の伴奏を調整すると説明する。発話中は翔の顔と口元を見せ、誰が話しているか明確にする。このカットではピアノに触れず、演奏もしない。
長谷川 翔「息を吸う間、ピアノをゆっくりにする。」
◆ s05(6秒)
ト書き:詩織が翔に向き直り、ライバルなのに教える理由を直接尋ねる。
木村 詩織「ライバルなのに、なんで教えるの?」
◆ s06(5秒)
ト書き:翔は初めて、詩織が自分を競争相手だと思っていると知る。意外そうに聞き返す。
長谷川 翔「ライバル?何の話?」
◆ s07(6秒)
ト書き:詩織が、自分と翔が同じ歌の試験を受けると思い込んでいたことを言葉にする。
木村 詩織「明日の歌の試験。翔も受けるんでしょ?」
◆ s08(6秒)
ト書き:翔が歌ではなく伴奏の試験を受けると明かす。ピアノと、息を吸う間に合わせるという伏線がつながり、詩織の誤解が解ける。
長谷川 翔「歌じゃなくて、伴奏の試験。」
長谷川 翔「詩織の歌で受けるんだ。」
◆ s09(6秒)
ト書き:感動の山: 翔が詩織を見つめ、「好きな人の歌を、支えたくて。」と恋心を告白する。毎日歌を止めていた理由が、意地悪ではなく愛情だったと分かる瞬間。台詞は冒頭の三秒以内に言い終え、その後三秒は無言で、控えめな笑顔のまま返事を待つ。台詞の後に音楽を膨らませ、この告白を感情の頂点にする。
長谷川 翔「好きな人の歌を、支えたくて。」
◆ s10(6秒)
ト書き:告白への返答と余韻。詩織だけを腰上の固定画で捉える。画面外の右側にいる翔へ「私も好き。一緒に受かろう。」と恋心を返し、二人が味方同士になる。台詞を冒頭の三秒以内に言い終え、一秒は無言で笑顔を交わす。翔の笑顔は画面外とし、それを受ける詩織の晴れやかな笑顔を見せる。音楽は告白の余韻を保って静かに落ち着かせ、新たな盛り上がりは作らない。最後の二秒、画面外の翔が伴奏を始め、映ったままの詩織が楽に息を吸って言葉のない短い旋律を歌う。最後まで詩織から画面を切り替えない。
木村 詩織「私も好き。一緒に受かろう。」