『夫にクビにされた私、夫の会社の持ち主でした』第4話「8万ドルの嘘』
——夫にクビにされた私、夫の会社の持ち主でした』第4話「8万ドルの嘘
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木曜日の午後、マーカスの事務所。ルースが会社の支払い記録をレンズへ見せ、8万ドルという金額を強調する。新たな発見としては驚かない。
ルース・ミラー「8万ドルです。」
会社の持ち主なのに夫にクビにされたエマに、経理のルースが持参した会社の8万ドルの支払い記録を見せる。最初の5秒以内に、カメラ代なのにカメラは一台も届いていないことと、エマが調べたいことを伝える。
ルース・ミラー「カメラ代8万ドル。カメラは一台も届いていない。」
エマ・ヘイル「会社の持ち主の私を、夫の社長がクビにした。調べたい。」
ルースが会社の8万ドルの支払い記録を指し、カメラは一台も届いていないと確認する。
ルース・ミラー「カメラは一台も届いていない。」
ルースが持参した会社の8万ドルの支払い記録をマーカスに渡す。マーカスが机に並べ、会社からの支払いは10日前だと確認する。エマは自分の弁護士マーカスと記録を確認する。ここでは調査を依頼しない。
マーカス・リー「会社からの支払いは10日前です。」
エマ・ヘイル「マーカス、私の弁護士として記録を確認して。」
ルースが会社の8万ドルの支払い記録を回し、印刷されたダニエルの写真を示す。ダニエルが頼み、ヴァネッサが認めた。支払先はアスター・セキュリティ、名目はカメラ代。それ以上の目的は誰も知らない。
ルース・ミラー「頼んだのは、この写真のダニエル社長。ご主人です。認めたのは、財務責任者で愛人のヴァネッサ。」
エマ・ヘイル「支払先は?」
ルース・ミラー「アスター・セキュリティ。名目はカメラ代。」
ルースはアスターが旧倉庫のカメラも管理していると伝える。エマ自身が、父は5年前の倉庫の火事から行方不明だと説明する。二人は静かに話し、ここを山場にはしない。
ルース・ミラー「アスターは旧倉庫のカメラも管理しています。」
エマ・ヘイル「父は5年前の倉庫の火事から行方不明なの。」
エマが財布からエマの父ロバートの古い写真を出す。現在の姿でも生存の証拠でもなく、父を探すために持っている写真。
エマ・ヘイル「父のロバートの古い写真よ。手がかりが欲しい。」
5年前の短い回想。夜明けの旧倉庫が煙を上げている。父の姿も死亡を示すものも見せない。
エマ・ヘイルの声が響いた。「5年前、ここで父が消えた。父を捜したい。カメラに手がかりがあるかも。」
エマはエマの父ロバートの古い写真を財布へ戻してから、新しい取締役会の議長クレアに電話する。支払先が父の行方不明になった倉庫のカメラも管理していると分かったことを先に伝える。続いてカメラ代8万ドル、カメラは一台も届いていないと説明し、この支払いの調査をクレアに頼む。その説明と依頼を聞いてから、クレアが支払い記録の原本を求める。原本はまだ送らない。
エマ・ヘイル「新しい取締役会のクレア議長。支払先は父が行方不明になった倉庫のカメラも管理しているの。カメラ代8万ドル。カメラは一台も届いていない。この支払いを調べて。」
クレアの声が響いた。「支払い記録の原本をお願いします。」
クレアは独立して調べ、ダニエルにも説明する機会を与える。エマが同意して電話を終える。
クレアの声が響いた。「公平に調べます。ダニエルにも説明の機会を。」
エマ・ヘイル「ええ、真実を。」
その少し後、CEO室。書類の写真と同じダニエルがアスターの電話を受ける。アスターの担当者が8万ドルについて問い合わせが来たと知らせる。問い合わせ元は次の返答まで断定しない。
ダニエル・リード「アスターか。」
アスターの担当者の声が響いた。「はい。ダニエル社長、8万ドルに問い合わせが。」
ダニエル・リード「妻のエマか?」
問い合わせ元はメリディアンの経理だと担当者が答える。ダニエルはエマに何も渡すなと命じる。
アスターの担当者の声が響いた。「メリディアンの経理です。」
ダニエル・リード「エマには何も渡すな。」
支払いを認めたヴァネッサ本人に寄る。冒頭のカメラ代8万ドルを言い直し、倉庫の映像を隠すためだったと初めて観客に明かす。ダニエルが声を落とせと遮り、その後は二人の顔を切らず1.3秒以上無言で止める。
ヴァネッサ・コール「私、ヴァネッサが認めた8万ドル、倉庫の映像を隠すためだったのよね?」
ダニエル・リード「声を落とせ!」
ヴァネッサは映像の中身を知らないと告げる。ダニエルは父が行方不明になった倉庫の映像を指して、エマには絶対に見せられないと言う。映像の中身は明かさず終わる。
ヴァネッサ・コール「中身は知らないのよ。」
ダニエル・リード「あの倉庫の映像は、エマには絶対に見せられない。」