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記憶を失った夫に、私は毎晩夕食を届けた ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

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2026/10/24 公開・507字

『記憶を失った夫に、私は毎晩夕食を届けた』

——夜・史帆の家(夫の幸人の妻・史帆)

────────────────────────

夜のダイニング、史帆が一人で食卓に向かう。食器は二人分並んでいる。

小柳 史帆「今日も、来たね」

史帆は自分の分だけ食べ、目の前の夕食には手をつけない。

小柳 史帆「私は、食べないけどね」

史帆が冷蔵庫のメモを見る。

     *

翌朝、病院の食堂で配達係の真由が史帆に声をかける。

平井 真由「病院の食堂の配達係・真由です」

平井 真由「今夜も届けますね」

     *

夜、退院した記憶を失った夫の幸人が家に帰ってくる。

小柳 史帆「記憶を失った夫の幸人、帰ってきたの?」

幸人が席に着き、史帆は自分の夕食を幸人の前に置く。

小柳 史帆「食べてみて」

幸人が一口食べて、箸を止める。

小柳 幸人「この味、知ってる」

史帆が冷蔵庫のメモを見せる。

小柳 史帆「これ、病院の食堂のメモ」

史帆が涙をこらえて告げる。言い終えたあと、静かな間が残る。

小柳 史帆「あなたのごはん、ずっと届けてたの」

幸人も笑い、二人で食卓を囲む。

小柳 幸人「うん、思い出した気がする」

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記憶を失った夫に、私は毎晩夕食を届けた 第1話「小説版(ノベライズ本編)」 | AI BunCho