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『私を捨てた夫が、私の会社に面接に来た』第8話「切り取られた言葉」(動画版) ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

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2026/10/24 公開・982字

『私を捨てた夫が、私の会社に面接に来た』第8話「切り取られた言葉』

——仕返しで不採用?

────────────────────────

第7話と同じ日の昼、会社の会議室。切り取られた言葉。小野寺がノートパソコンで、ネットに流れた音声を流す。

小野寺 遥「美咲さんと元夫・健太さんの面接音声です。」

高橋 美咲の声が響いた。「あなたが私を捨てた……面接に落ちた。」

これを聞くと、捨てられた仕返しに、美咲が元夫を落としたように聞こえる。

小野寺 遥「調査担当の弁護士、小野寺です。会社の録画と比べます。」

中村部長が会議室に入ってくる。投稿した人が、今度は「会社の録画こそ偽物だ」と書き込んでいる。

中村 浩二「人事部長の中村です。投稿者が「会社の録画こそ偽物だ」と。」

美咲は、それなら会社の録画を最後まで流してほしいと頼む。

高橋 美咲「それなら、会社の録画を最後まで流してください。」

小野寺が会社の録画を流す。美咲の言葉には続きがあった。「関係ない。あなた自身の嘘で決まったの」。

高橋 美咲の声が響いた。「あなたが私を捨てたことと、面接に落ちたことは関係ない。あなた自身の嘘で決まったの。」

ネットの音声は、真ん中の「関係ない」が切り取られていた。

小野寺 遥「「関係ない」を消して、嘘にしたんです。」

ネットの音声は、面接室の中でスマホで録られたもの。録れたのは、美咲と健太の二人だけ。

小野寺 遥「この音は、面接室の中でスマホで録られた音。録れたのは、美咲さんと健太さんの二人だけです。」

中村部長が美咲に頭を下げる。美咲の潔白が証明され、採用の仕事に戻る。

中村 浩二「高橋さん、すまなかった。採用の仕事に戻ってくれ。」

高橋 美咲「はい。」

中村部長が、本人への確認で健太が投稿を認めたと報告する。会社は健太に訴えを起こすと決める。

中村 浩二「本人への確認で、健太さんが投稿を認めました。会社は訴えます。」

     *

数日後の夜、健太のアパート。会社の弁護士からの通知が郵便受けに届き、健太が封を開けて読む。

高橋 健太「弁護士から……俺が音声を切って流したから、会社が訴えるって……。」

青ざめた健太は、通知を握ったまま、出ていった梨花の実家へ向かおうと玄関へ走る。

高橋 健太「実家に帰った梨花に頼むしかない。今すぐ行く!」

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