【公式映像脚本】『友人の黄色いハートを選ぶ婚約者に、赤を持つ私は問う』
キャッチコピー:花嫁を交換?
■ 登場人物
・中島 恵美(婚約者の裏切りを知り、自分で別れを選ぶ主人公。)
・藤原 修(婚約中に裕子にも結婚を申し込み、自分だけが選ぶ側だと思っている。)
・大塚 裕子(修から結婚を申し込まれた友人。説明を聞いたうえで自分も関係を終わらせる。)
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(5秒)
ト書き:開始前から三人は恵美の部屋に集まっている。恵美が左、裕子が中央奥、修が右の三人画で始める。入室や呼び寄せはない。恵美は赤い片割れを胸元に持ち、最初の瞬間から修へ「花嫁を交換?」と問いただす。片割れは細い側面をカメラに向け、正面の輪郭は見せない。冒頭字幕も最初の瞬間から表示する。
テロップ:[花嫁を交換?]
テロップ:[恵美の婚約者 藤原 修]
中島 恵美「花嫁を交換? 私から友達の裕子に?」
◆ s02(5秒)
ト書き:同じ三人画で、修が胸元の青い片割れを持ったまま、赤か黄色を結婚相手として選ぶと言う。輪郭を見せるための傾け動作は行わない。字幕は名前と人物関係だけを示す。
テロップ:[中島 恵美]
藤原 修「俺の青に、恵美の赤か裕子の黄色。」
藤原 修「結婚する方を選ぶ。」
◆ s03(5秒)
ト書き:同じ三人画で裕子が黄色い片割れを少し持ち上げ、昨日、修から結婚を申し込まれて受け取ったと説明する。黄色い側面は見えるが、正面の輪郭は手と向きで隠す。
テロップ:[恵美の友人の大塚裕子]
大塚 裕子「この黄色、昨日修にもらった。」
大塚 裕子「結婚しようって。」
◆ s04(5秒)
ト書き:同じ三人画で赤い片割れを持つ恵美が、右の修に題名と同じ問いを投げる。裕子は中央奥にいる。赤は胸元で保持し、細い側面だけを見せる。
中島 恵美「修はなぜ結婚のハートを別の色に替えるの?」
◆ s05(5秒)
ト書き:同じ三人画で修が青い片割れを少し前へ出し、色を替えれば使えると答える。相手の気持ちを考えず、自分の青だけを残そうとしている。青は細い側面だけを見せる。
藤原 修「色を替えれば、まだ使えるだろ。」
◆ s06(5秒)
ト書き:同じ三人画で恵美が赤い片割れを胸元へ引き寄せ、自分も選んでいいと確認する。まだ赤は置かない。右の修と中央奥の裕子にも言葉が届く。
中島 恵美「じゃあ、私も選んでいいよね。」
◆ s07(5秒)
ト書き:同じ三人画で裕子が、自分を選ぶなら恵美を捨てるのかと修に問い、曖昧な比較を許さない。黄色い片割れは胸元に保ち、細い側面だけを見せる。背景は連続したベージュの壁面だけを収める。
大塚 裕子「私を選んだら、恵美は捨てるの?」
◆ s08(5秒)
ト書き:第1の逆転。同じ三人画で修は恵美を選び直し、裕子との関係を遊びと認める。青い片割れを左の恵美へ差し出すが、まだ渡らない。青の正面は指と向きで隠し、細い側面だけを見せる。
藤原 修「やっぱ恵美。裕子とは遊び。」
◆ s09(5秒)
ト書き:第2の逆転。感動の山。同じ三人画で恵美は選ばれたことを喜ばず、自分で修を選ばないと決め、赤い片割れを台の左端に平らに置く。低いカメラ位置から置く動作と手が離れる瞬間を見せる。置いた赤は細い側面だけが見え、上面の輪郭は見せない。決め台詞の後は2秒以上無言で、置き終えた状態を保つ。
中島 恵美「私は、あなたを選ばない。」
◆ s10(5秒)
ト書き:同じ三人画で裕子も修との関係を終わらせる。黄色い片割れを台の左端の赤い片割れの隣へ、同じ向きで平らに置く。二つは離したままで、互いにつなげない。低い視点を保ち、置く動作と手が離れる瞬間を見せる。卓上の二つは細い色の側面だけが見える。
大塚 裕子「私も。遊びには戻らない。」
◆ s11(5秒)
ト書き:最後は恵美と修を中心にした二人画へ切り替える。左側の恵美を肩越しの後ろ姿、右側の修を正面寄りに見せ、二人の位置は変えない。卓上すれすれの低い視点で、赤と黄色は台の左端に離れた細い側面として見える。修は青い片割れを右手で差し出したまま、その二つを見る。恵美は婚約と交際の終了を告げる。修が青を少し下げても、三つの片割れは離れたままで画面を閉じる。裕子は同じ部屋の画面外にいる。
テロップ:[どちらの色にも、戻れない。]
中島 恵美「結婚も、付き合うのも終わり。」