『最強ばあちゃん 梅子』第1話「コンビニ強盗、相手を間違える』
——銃弾を割り箸で!?
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明るいコンビニの店内。発射された真鍮の銃弾を、85歳の梅子のシワのある右手が握る木製の割り箸が空中でピタリとつまんで止める超スローモーション。
その少し前。コンビニのレジカウンターで、85歳の梅子が左手に調理していないみずみずしい葉付きの生大根1本を持ち、右手に店員から受け取った木製の割り箸を持って温かく微笑む。
梅子「立派な大根ねぇ。お箸もありがとね。」
黒い目出し帽と黒パーカーの強盗が黒い拳銃を構えてコンビニに押し入り、店員に銃口を向ける。驚いた梅子は左手の調理していない葉付きの生大根1本を床に落とし、右手には木製の割り箸を握ったまま立つ。
強盗「金を全部出せ!」
強盗の重い黒いブーツが、床に落ちた調理していない葉付きの生大根1本を直接踏み潰す。右手に割り箸を持った梅子が、踏まれた生の大根へ鋭く視線を落とす。
梅子「ちょっと。その大根、踏んでるよ。」
黒い目出し帽と無地の黒パーカーを着た強盗が激昂し、黒い拳銃の銃口を梅子に向けて突きつける。
強盗「黙れ! 撃つぞ、ババア!」
強盗が発砲する。飛来した真鍮の銃弾を、梅子が右手の木製の割り箸の先端で顔の前ピタリとつまんで止める。
梅子「あらあら。危ないねぇ。」
強盗が驚愕に凍りつく中、梅子は割り箸でつまんだ潰れた真鍮の銃弾をレジカウンターの上にコトンと置き、踏まれた生の大根に謝るよう静かに諭す。
強盗「な、何なんだよお前!?」
梅子「まず、大根に謝りな。」
飛びかかる強盗の胸の中央を、梅子が人差し指一本で軽く突く。衝撃波が黒パーカーを貫き、強盗は拳銃を落として後方の商品棚へ吹き飛び気絶する。
梅子「食べ物を粗末にするんじゃないよ!」
安堵した店員が店舗の電話受話器を持って警察に通報しながら何者か尋ね、梅子は買い物袋を手に穏やかに微笑む。
店員「お客様……何者ですか?」
梅子「ただの年金暮らしよ。」
店外の黒塗りの監視バン内部。モニターに梅子の顔と「機密資料:零号/生存確認」が表示され、黒服の監視員が無線で回収局に報告する。
黒服「零号、生存確認。回収局に伝えろ。」