『お前と、最後の夏。』第2話「エースが来たら、誰が消える』
——じゃあ、俺は?
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00–01|泥のついた航の指とボール、奥に蓮。字幕「じゃあ、俺は?」。ミットを握る革音。
01–07|大和「こいつが投げるなら、航は?」。湊「まだ決めてない」。航は顔を上げない。
黒田 大和「こいつが投げるなら、航は?」
瀬名 湊「まだ決めてない」
07–15|大和「お前が来る前から、こいつが投げてたんだよ」。蓮「だから、俺は入るなんて——」。航「言ってない。分かってる」。遮るが静か。
黒田 大和「お前が来る前から、こいつが投げてたんだよ」
朝倉 蓮「だから、俺は入るなんて——」
小野 航「言ってない。分かってる」
15–24|湊「蓮が入っても、航がいらなくなるわけじゃない」。大和「じゃあ、次の先発も航でいいんだな」。湊が即答できない。答えられない顔を2秒見せる。
瀬名 湊「蓮が入っても、航がいらなくなるわけじゃない」
黒田 大和「じゃあ、次の先発も航でいいんだな」
24–32|航が球をズボンで拭く。航「庇われて投げるの、きついよ」。大和が黙る。航「俺に聞いてくれよ」。
小野 航「庇われて投げるの、きついよ」
小野 航「俺に聞いてくれよ」
32–41|航が蓮を正面から見る。航「同じ打者、三人ずつ。投げてみない?」。蓮「三人で何が分かる」。航「全部は分かんない。でも、見てもらえる」。
小野 航「同じ打者、三人ずつ。投げてみない?」
朝倉 蓮「三人で何が分かる」
小野 航「全部は分かんない。でも、見てもらえる」
41–50|佐伯「それで先発を即決はしない。普段の練習と体調も見る」。湊「捕るのは俺でいい?」。航がうなずく。蓮は少し遅れてうなずく。
佐伯 監督「それで先発を即決はしない。普段の練習と体調も見る」
瀬名 湊「捕るのは俺でいい?」
50–60|翌日の練習。3人の打者が準備。航は丁寧に投球練習。蓮は距離を置いて見ている。
50–60|大和は航に声をかけようとして、やめる。航が自分でロージンを取る。
60–68|航が低めへ一球。(投げ手)。
60–68|ミットがほぼ動かない。
60–68|大和「……ナイスボール」。蓮の目が変わる。航が強みを見せる小さな決着。
黒田 大和「……ナイスボール」
68–75|蓮がボールを受け取り、湊へ。蓮「次、俺」。
朝倉 蓮「次、俺」
68–75|湊の目線。字幕「速いだけで、勝てるか。」。黒へ。