【公式映像脚本】『彼に断られたと言う友達の手に、私の青いマフラー』
キャッチコピー:贈り物にキス?
■ 登場人物
・松本 結衣(莉子に恋を相談していた主人公。)
・橋本 莉子(結衣から預かったマフラーを渡さず、智也との恋を邪魔する友達。)
・斎藤 智也(結衣との約束に来て、莉子の嘘を否定する男性。)
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(4秒)
ト書き:莉子が、結衣から智也へ渡すよう預かった青いマフラーを両手で抱えている。冒頭、莉子がマフラーへ短くキスし、画面外の結衣が「やめて!」と止める。結衣は、それが智也へ渡す贈り物だと続ける。他人への贈り物に口づけする異常な扱いを見せ、莉子が渡さず持っている理由を気にさせる。莉子は返さず胸元に抱き直す。
テロップ:[贈り物にキス?]
テロップ:[松本 結衣|好きな智也へ / 気持ちを伝える贈り物を莉子に預けた]
松本 結衣(声)「やめて!智也に渡す贈り物だよ?」
◆ s02(5秒)
ト書き:莉子は両端に白い線のある青いマフラーを持ったまま、結衣の名前を呼び、友達の自分を信じるよう求める。智也にはいらないと言われた、と説明する。字幕は二人の名前と友人関係を補足する。
テロップ:[恋を相談した松本 結衣 / 結衣の友達・橋本 莉子]
橋本 莉子「結衣、友達の私を信じて。彼、いらないって。」
◆ s03(5秒)
ト書き:結衣が青いマフラーは自分が預けた物だと言い、返却を求める。莉子はまだ返さない。
松本 結衣「私が預けた青いマフラー。返して。」
◆ s04(5秒)
ト書き:莉子は青いマフラーを返さず、自分こそ智也に一番近いと言う。さらに恋の相談を自分だけにするよう求め、結衣と智也が直接話すのを避けようとする。後の交際宣言と、仲介役から外される結末の伏線。
橋本 莉子「彼に一番近いのは私。相談は私だけにして。」
◆ s05(5秒)
ト書き:結衣は智也とここで会う約束があると明かす。莉子だけを相談窓口にせず、今日、自分から告白すると決める。この具体的な決意が、後の交際宣言で一度折られる。
松本 結衣「ここで会う約束してる。今日は告白する。」
◆ s06(5秒)
ト書き:智也が休憩室の奥の戸口を通って入る。画面右側の決まった位置で止まり、左の画面外にいる結衣を見る。約束どおり来たと伝え、結衣の話を聞こうとする。戸口の向こうは映さない。
テロップ:[結衣が好きな同僚・斎藤 智也]
斎藤 智也「結衣、約束どおり来たよ。話って何?」
◆ s07(5秒)
ト書き:結衣は右奥に立つ智也に顔を向け、マフラーを受け取ったか尋ねる。莉子は右手前の画面外にいる。
松本 結衣「マフラー、本当に受け取った?」
◆ s08(5秒)
ト書き:莉子は智也の返答より先に、自分も智也が好きだと明かし、続けて自分たちが付き合っていると結衣に宣言する。青いマフラーはまだ莉子が持つ。
橋本 莉子「私も智也が好き。私たち、付き合ってるの。」
◆ s08b(5秒)
ト書き:第一の逆転の結果。結衣は、自分の恋を応援する相談相手だと思っていた莉子が、実は智也の恋人だったと信じる。CUT 05で決めた告白を明確に撤回する。まだ智也の否定は聞いていない。
松本 結衣「恋人に相談してたの?……告白はやめる。」
◆ s09(5秒)
ト書き:智也は結衣を見て交際を否定し、莉子が持つ青いマフラーへ視線を下げて、マフラーももらっていないと明言する。最後に莉子の嘘だとはっきり告げ、返却理由も交際宣言も虚偽だったと音声だけでも分かるようにする。
テロップ:[「断られた」も「付き合ってる」も莉子の嘘 / マフラーは渡していなかった]
斎藤 智也「付き合ってない。マフラーも、もらってない。莉子の嘘だ。」
◆ s10(5秒)
ト書き:第二の逆転を受けた選び直し。結衣は「もう頼まない。自分で言う」と告げ、莉子を仲介役にせず自分で伝えることを選ぶ。莉子は口を閉じたまま青いマフラーを結衣側の机上へ返し、完全に手を離す。そのあと結衣が画面外から智也へ直接告白する。莉子だけを相談窓口にする関係は終わる。
松本 結衣(声)「もう頼まない。自分で言う。」
松本 結衣(声)「智也、好き。付き合って。」
◆ s11(5秒)
ト書き:感動の山: 画面右の智也が、画面左手前にいる結衣をまっすぐ見て、好きだと答え、交際を申し込む。結衣は後ろ姿の肩越しに小さく映り、口を閉じて智也を見つめる。台詞のあと約2秒、智也は口を閉じた優しい笑顔を保ち、結衣もその場で聞いている。マフラーは画面外の机上に返却されたまま。結衣と智也が付き合う結末で閉じる。
斎藤 智也「俺も好き。付き合ってください。」