『仕返しは、送信しなかった』
——この動画、送る?
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最初の1秒は字幕だけ。続いて亜紀が公開する意思を示し、玲が自分の泣き顔も映っていると止める。
亜紀「昨日の真島の言葉、公開する。」
玲「私の泣き顔も!コピーはこの封筒にある。」
亜紀と真島の上下関係を明示する。玲も、電話にあるのが昨日の動画だと初めから知っている。
玲「昨日のひどい言葉と、私の泣き顔だよね。」
亜紀「うん。まだ送ってない。」
亜紀が電話を手に取る。画面は観客に見せず、公開するか迷って握りしめる。玲は動画の記録のコピーを入れた封筒を持ち続ける。
亜紀「公開するなら、みんなに分かってもらえる。」
玲は昨日泣いた本人として、泣き顔を公開されたくないと伝える。s12の反論につながる。
玲「昨日、私も泣いた。あの顔は公開しないで。」
亜紀は投稿は送信せず、投稿の文章だけを消す。動画の記録は消さず、操作後に電話を机へ伏せて戻す。
亜紀「投稿は送らない。文章だけ消す。」
亜紀「真島の言葉と玲の泣き顔の動画は、証拠に残す。」
玲は動画の記録のコピーを入れた封筒を持ち続ける。コピーは場面開始前から中にあり、ここで保存したり亜紀へ渡したりはしない。
玲「昨日の動画、先にコピーして封筒に入れておいた。」
玲「公開せずに残そう。」
公開すると玲の泣き顔まで広まると亜紀が理解する、静かな場面。音楽を盛り上げず、決め台詞として強調しない。
亜紀「泣き顔まで公開したら、玲も傷つくね。」
二人は昨日のひどい言葉について説明を求めると決める。玲が真島を先に呼んでおいたことを明かす。
玲「真島さんは先に呼んでおいた。二人で、昨日のひどい言葉について説明を求める。」
玲が先に呼んでおいた真島が入室する。亜紀は左、玲は右に着席し、真島は中央に立つ。
真島「上司を呼び出して、何の話?」
玲が動画の記録のコピーを入れた封筒を机の中央へ置き、昨日のひどい言葉について説明を求める。真島には渡さない。
玲「真島さん。昨日のひどい言葉について説明を求めます。」
上司が封筒に触れず笑う。主人公は左、同僚は右の席。
真島「冗談だっただろ。」
玲が昨日泣いた本人として真島をまっすぐ見て反論する。s04で示した傷ついた気持ちを、『冗談』で片づけさせない。この場面だけを一番の山にする。
玲「私たちは、笑っていません。」
亜紀が机の中央にある動画のコピー入りの封筒を指し示し、真島を見る。残した動画を使って昨日の言葉を確認すると告げ、話し合いを始める。電話も封筒も机に残し、公開も手渡しもしない。
亜紀「この動画で、昨日の言葉を確認します。」