『姉に押し入れで寝ろと言われた妹が、南京錠を用意』
——押し入れが鳴る?
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閉じた押し入れから引っかくような音。佳奈は眠れず戸を見つめる。初秒の字幕は短い問いだけ。
村上 佳奈「寝たいのに、押し入れがまた鳴る。」
同じ部屋にいる姉が、妹を見て押し入れで寝ろという決まりを押しつける。
村上 智子「怖がる人が、中で寝る決まり。」
佳奈が、昨日も音が同じところで止まったと指摘する。姉を見る顔は平静に変わる。
村上 佳奈「昨日も、同じところで止まった。」
床にある佳奈の毛布と、その横の開いた南京錠を見せる。答えを字幕では説明しない。
村上 佳奈の声が響いた。「私の毛布、今夜は外で使うね。」
佳奈が床の南京錠を拾う。姉には押し入れの中で音を聞くよう促す。
村上 佳奈「怖くないなら、中で聞いてよ。」
智子がクリーム色の引き戸を開けながら、同じ部屋の押し入れの中へ入る。中に入りきったところで切る。
押し入れの中の智子が棚から自分のスマホを取る。録音と、妹を追い出したい目的を認める。画面は消灯したまま。
村上 智子「私が録った音。引っ越してよ。」
村上 智子「部屋を独り占めしたいの。」
姉は押し入れの中で画面外。佳奈が外側から引き戸を閉め、枠まで閉まりきった状態を見せる。
佳奈が外側の留め金に南京錠を掛ける。細かい指先ではなく、顔と戸と施錠の結果を見せる。嫌がらせを知って準備していたと明かし、今夜は姉を出さないと自分で決める。
村上 佳奈「知ってた。鍵も用意した。今夜は開けない。」
押し入れの内側。戸の隙間から漏れる室内灯で姉の顔が見える。智子はスマホを持ったまま、閉じた戸を見て小さく開けてと頼む。
村上 智子「開けて。もう音は鳴らさない。」
感動の山: 怖さ。佳奈が姉の決まりを同じ言葉で返す。台詞後は無音の間を置く。最後まで戸は閉まり、南京錠も掛かったままで、姉を出さない結末が確定する。
村上 佳奈「怖がる人が、中で寝る決まり。」