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私のミスを、返してください(動画版) ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

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2026/10/25 公開・1,326字

『私のミスを、返してください』

——全部私のせい?

────────────────────────

最初の1秒は無言。坂井が報告用紙を奈央へ急に突き出し、奈央は差し出しかけた手を止め、驚きと戸惑いを顔に出す。「全部私のせい?」だけを表示する。署名のある表面は隠したまま。1秒後、坂井が用紙を示してミスを奈央のせいだと言う。奈央が自分の誤字を直したいことを字幕で伝える。

坂井「このミスは君のせいだ。」

冒頭から坂井が変更先の予約の確認漏れも奈央に押しつける。奈央は自分の誤字の責任を認める。

坂井「担当は君だ、奈央。予約の確認漏れも君の責任だ。」

奈央「坂井さん、私の誤字は直します。」

奈央が青いファイルを開く。坂井が持つ同じ報告用紙の誤字を直して訂正報告すると約束する。訂正はまだ行わない。

奈央「この報告用紙の誤字は、私が直して訂正報告します。」

坂井が、自分の承認で会場を変えたと明言する。続けて、二枚の紙をまとめておくと言い、白紙を報告用紙に重ねる。報告用紙の表面はまだ観客に見せない。

坂井「俺が承認して会場を変えた。紙はまとめておく。」

奈央は初めから知っている会場変更を坂井本人に確認する。続いて変更先の予約がないと伝え、坂井はここで初めてそれを知る。

奈央「坂井さんが会場を変えたんですよね。変更先の予約がありません。」

上司がペンを握り直す。

坂井「そんな言い方なら、次の仕事はない。」

同じ報告用紙の承認欄と坂井の署名を観客に初めて見せる。奈央は既知の署名を淡々と指し、坂井のサインが会場変更を認めた印だと声でも説明する。新発見や勝利の芝居、勝利の音楽、長い決め顔は置かない。

奈央「ここに坂井さんのサインがあります。会場の変更を認めた印です。」

坂井は会場を変えた自分に責任を問われていると受け取り、防御的に聞き返す。まだ責任を認めた発言ではない。

坂井「俺が変えたから、俺の責任だと?」

奈央が坂井の手から報告用紙と白紙を受け取り、机に並べる。白紙は証拠として扱わない。奈央の誤字と、坂井が変更先の予約を確かめ忘れた確認漏れを分ける。会場を変えた行為そのものを確認漏れと呼ばない。

奈央「私の誤字と、坂井さんが変更先の予約を確かめ忘れたことは、別のミスです。」

坂井が机から同じ報告用紙を取り、s02で奈央に押しつけた変更先の予約の確認漏れを自分の責任と認める。台詞は最初の4秒以内に終える。最後の1秒以上は二人とも無言。坂井の受け止める表情に留まり、ここで初めて音楽を上げる。

坂井「確認漏れは俺の責任だ。俺が説明する。」

奈央は報告用紙へ手を差し出すだけで、受け取らない。坂井が報告用紙とペンを持ち続ける。

奈央「報告用紙を、私に返してください。誤字は私が直します。」

坂井は報告用紙を持ったままペンを机に置き、二人で説明することに同意する。まだ報告用紙は返さない。

坂井「ああ。二人で説明しよう。」

二人が同じ側へ椅子を動かす。坂井が報告用紙を奈央へ返すのはここで一度だけ。奈央は青いファイルに収め、s03の約束を繰り返す。訂正報告も二人での説明も、これから行う。

奈央「私の誤字は、私が直して訂正報告します。」

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