【公式映像脚本】『私を捨てた夫が、私の会社に面接に来た』第10話「元夫が、説明会に乗り込んできた』
キャッチコピー:数日後(昼)・美咲の会社の説明会
■ 登場人物
・高橋 美咲(3年前に夫の不倫で離婚し、現在はIT企業の採用担当責任者を務める冷静で凛とした35歳の主人公)
・高橋 健太(3年前に若い不倫相手・梨花を選んで美咲を捨てたが、現在は失業中で面接にやって来た38歳の元夫)
・中村 浩二(美咲の会社の人事部長。57歳。公平で落ち着いた上司。第1話の不採用を、面接の録画を見て決めた本人。)
・小野寺 遥(会社の外の弁護士。45歳。会社に頼まれて、別の担当として一から公平に調べる。美咲にも遠慮しない。)
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(4秒)
ト書き:数日後、美咲の会社の説明会。元夫が、説明会に乗り込んできた。健太が美咲からマイクを奪って叫ぶ。
テロップ:[数日後(昼)・美咲の会社の説明会]
高橋 健太「この女に、人生を壊されたんだ!」
◆ s02(5秒)
ト書き:学生たちがざわつく。学生たちの前で、美咲の名前が汚される。
テロップ:[学生たちがざわめく]
高橋 美咲「……健太さん。」
student(声)「あの人、何かやらかしたの? 美咲さんのこと、悪く言ってる?」
◆ s03(5秒)
ト書き:健太は、会社の録画はでっち上げで、美咲が仕返しで自分を落としたと言い張る。
高橋 健太「訴えるなら訴えろ! 録画なんて、でっち上げだ! こいつは仕返しで俺を落としたんだ!」
◆ s04(5秒)
ト書き:美咲は健太ではなく、学生たちに向き直る。この会社では、面接はすべて録画している。
高橋 美咲「みなさん。この会社では、面接はすべて録画しています。」
◆ s05(5.5秒)
ト書き:美咲は続ける。面接官の元の家族が応募したら、合否は別の人が決める。
テロップ:[会社の決まり:元の家族が応募したら、合否は別の人が決める]
高橋 美咲「面接官の元の家族が応募したら、合否は別の人が決めます。」
◆ s06(5秒)
ト書き:中村部長が席を立って前に出る。あの面接の不採用を決めたのは、録画を見た自分だ。会場の前の壁際には、最初から弁護士の小野寺が立っている。
テロップ:[人事部長・中村/弁護士・小野寺(会社の側)]
中村 浩二「人事部長の中村です。あの不採用を決めたのは、録画を見た私です。ご本人の了承を得て、この場で説明します。」
小野寺 遥「弁護士の小野寺です。会社に頼まれて、外から公平に調べました。会社の側で、事実を確かめています。」
◆ s07(6秒)
ト書き:弁護士の小野寺が壁際から一歩進み出て、ネットの音声は切り取られていた、投稿したのは健太だと示す。
テロップ:[梨花:健太さんの元浮気相手(メッセージを小野寺に渡した)]
小野寺 遥「梨花さん——健太さんの元浮気相手の方から預かったメッセージと、音声の照合で分かりました。ネットの音声は切り取られていて、投稿したのは、そこにいる健太さんです。」
高橋 健太「訴えられてるのは、知ってる……! でも、俺は悪くない!」
◆ s08(5秒)
ト書き:嘘を重ねた健太は、二人の警備員に両腕をつかまれ、会場から連れ出される。
高橋 健太「離せ! 離せよ!」
◆ s09(5秒)
ト書き:会場から、拍手が起きる。美咲は学生たちに深く頭を下げる。
テロップ:[学生たちが立ち上がって拍手した]
高橋 美咲「お騒がせしました。説明会を続けます。」
【シーン 2】
◆ s10(5秒)
ト書き:会社の外に出された健太。歩道で、スマホが震える。
高橋 健太「くそ……誰だ。」
◆ s11(8秒)
ト書き:前の会社からのメッセージ。使い込みの件を、警察に相談した。健太の顔から血の気が引く。
テロップ:[前の会社から「使い込みの件、警察に相談しました」]
テロップ:[次回へ]
高橋 健太「け、警察……!? 使い込みの件で、警察に相談したって……。」