『FINAL 7』第7話「秘密の三十秒』
——候補生ココロ(運営との連絡係)
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KOKORO、スマホを机に置く。「私も、知ってた」。画面に「+30秒」。
ココロ「私も、知ってた」
男性運営責任者SOから届いたD0の業務指示。「B17様、累計20枚。オンライン最終枠は30秒延長。本人には特別対応として。候補生間で共有不要」
KOKORO「接続は運営が延ばした。私は、断らなかった」
ココロ「接続は運営が延ばした。私は、断らなかった」
KOKOROが同じスマホをD1 14:15の通知へ切り替え、全員へ見せる。「指示への対応は、活動評価に記録します。」に短く寄る。
HINATA「私たちには、六十秒守れって?」
ヒナタ「私たちには、六十秒守れって?」
KOKORO「売上も、評価も、落としたくなかった」
ココロ「売上も、評価も、落としたくなかった」
NANA「みんなのため?」
ナナ「みんなのため?」
KOKORO、一拍。「それも。でも、私が選ばれたかった」
ココロ「それも。でも、私が選ばれたかった」
YUZU「外で会ったの?」
ユズ「外で会ったの?」
KOKORO「会ってない。連絡先も渡してない。指示の中だけ。でも、特別だって思わせた」
ココロ「会ってない。連絡先も渡してない。指示の中だけ。でも、特別だって思わせた」
REI「原文は保存しよう。外に出す時は客の情報を消す」 YUZUがうなずく。
レイ「原文は保存しよう。外に出す時は客の情報を消す」
KOKORO「謝れば戻れる、なんて思ってない」
ココロ「謝れば戻れる、なんて思ってない」
NANA「私、うらやましかった。ココロの列」
ナナ「私、うらやましかった。ココロの列」
HINATA「今は、許すとか、言えない」 KOKORO「うん」
ヒナタ「今は、許すとか、言えない」
ココロ「うん」
スマホが鳴る。「明日20:00 参加確認締切」。
MIU「選ばれる前に、聞いてほしい曲がある」 NANA「私の?」 MIU、うなずく。「笑顔だけじゃないやつ」
ミウ「選ばれる前に、聞いてほしい曲がある」
ナナ「私の?」
ミウ「笑顔だけじゃないやつ」
NANAの作曲ノートへ切る。