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『FALLEN KINGDOMS — 最後の竜王』第1話「追放された王子が、黒竜と帰ってきた」(動画版) ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

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2026/10/21 公開・1,471字・👁️ 5 閲覧

『FALLEN KINGDOMS — 最後の竜王』第1話「追放された王子が、黒竜と帰ってきた』

——追放された王子が、絶滅したはずの黒竜と帰還した

────────────────────────

左角の折れた巨大黒竜ノクスが王城の中庭の監視塔へ紅蓮の竜炎を吐き出し、炎の中から胸に銀の王家紋章を刻んだ黒鎧姿のカイ王子(25)が歩み出る。

黒竜ノクス(および王城兵士)「黒竜だ! 10年前に追放されたカイ王子が生きていたぞ!」

中庭の大階段の最上部で、王位を簒奪した叔父王ヴァルド(55)が戦慄し、手にした黄金の酒杯を握り潰す。

簒奪王ヴァルド「馬鹿な……処刑台から追放した小僧が、絶滅したはずの黒竜を連れているだと!?」

セピア色の短い回想:10年前、鎖に繋がれた15歳のカイが城門から荒野へ追放され、ヴァルドが亡き父王の遺体を指差して反逆者と呼ぶ。

簒奪王ヴァルド「父王を暗殺した反逆者め、荒野で朽ち果てろ!」

現在。黒竜ノクスが石造りの中庭を揺らしてカイの背後に着地し、カイは黒の大剣を抜いて階段上のヴァルドへ切っ先を向ける。

カイ王子「叔父上、10年ぶりだな。父を殺し、母上を処刑した罪を償ってもらう!」

ヴァルドは城の料理人の母親と幼い息子を階段の前に引きずり出して人間の盾にし、竜の炎を封じた上で城壁の大型弩砲(バリスタ)に発射を命じる。

簒奪王ヴァルド「竜の炎を吐かせてみろ! この母子が灰になるぞ! 城壁の大型弩砲、王子を撃て!」

高い城壁から大型弩砲(バリスタ)が巨大な鉄銛を発射するが、黒竜ノクスが巨大な左翼をカイの前に振り下ろして盾となり、鉄銛がノクスの左翼膜を貫通する。

カイ王子「ノクス! 俺を庇ったのか……!」

激昂したカイは単身で中庭を疾走し、近衛兵2人の槍を弾き飛ばして大階段を駆け上がり、一閃で人質母子の縄を断ち切る。

カイ王子「もう大丈夫だ、後ろへ逃げろ!」

ヴァルドは巨竜ノクスが進入できない狭い石造回廊アーチへ後退し、王家の大剣を振りかぶってカイに斬りかかる。

簒奪王ヴァルド「この狭い回廊には竜は入れまい! 死ね、カイ!」

激しい火花が散り、カイはヴァルドの刃を受け流して大剣を宙へ弾き飛ばし、黒の大剣の切っ先をヴァルドの喉元に突きつける。

カイ王子「チェックメイトだ、叔父上。母上の仇を討つ!」

膝をついたヴァルドは血を吐きながら笑い、カイの母・王妃セレナは処刑されておらず北塔に生きていると告げる。

簒奪王ヴァルド「ククッ……愚かな甥だ! お前の母・王妃セレナは処刑などされていない! 北塔を見ろ!」

カイが衝撃で凍りつく中、ヴァルドは「黒竜ノクスの本来の契約者はお前ではなく母セレナであり、殺せば竜が暴走するため10年間北塔に幽閉していた」と暴露する。

カイ王子「なんだと……? 母上が、生きている……!?」

簒奪王ヴァルド「あの黒竜ノクスの本来の契約者はお前ではない。殺せば竜が暴走するから、10年間北塔に幽閉していたのだ!」

高い北塔の鉄格子窓に幽閉されていた王妃セレナ(47)が松明の光の中へ歩み出て、冷酷で威厳に満ちた声で黒竜ノクスを呼ぶ。

王妃セレナ「ノクス。帰っておいで……私の竜。」

下の中庭で、左翼を負傷した黒竜ノクスがカイの命令を聞かなくなり、黄金の瞳を北塔へ向けて服従の礼をとる。セレナは冷酷に見下ろし、七王国すべてを焼き尽くす復讐の戦争の始まりを告げる。

王妃セレナ「よく竜を運んでくれたわね、我が息子カイ。さあ、七王国すべてを焼き尽くす復讐の戦争を始めましょう。」

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