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姉が空き箱を閉じたら、部屋まで真っ暗だった ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

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2026/10/25 公開・1,119字

『姉が空き箱を閉じたら、部屋まで真っ暗だった』

——箱で停電?

────────────────────────

久美が持つ空き箱のふたを下げると、天井の細いすき間も狭まり、部屋全体が暗くなる。明日香は箱を捨てたいのに閉じられないと訴える。ふたは閉じ切る手前で止める。

石橋 明日香「箱を捨てたいのに、閉じると暗くなる!」

久美がふたを開くと部屋が明るく戻る。テロップで夜の自宅と姉妹の名前を紹介する。久美は自分の空き箱を捨てたいだけだと話す。

橋本 久美「私の空き箱、捨てたいだけなのに。」

明日香が照明ではなく天井のすき間を見つめる。久美はふたを開いたまま支えている。題名をそのままテロップで表示する。

石橋 明日香「開けると、明るくなるんだ。」

久美が箱を抱え直し、側面が内側へへこむ。同時に、背後の壁も同じ形にへこむ。明日香がその一致を見る。

石橋 明日香「今、箱と壁が一緒にへこんだ。」

久美が箱を押す力を緩めると、箱と壁のへこみが同時に戻る。久美が明日香の言った現象を確かめる。

橋本 久美「離すと、壁まで戻る……。」

箱の緩いふたが重みで少し倒れ、天井のすき間も狭まる。久美がすぐ支えて止め、支えないと落ちるふただと説明する。

橋本 久美「このふた、支えないと落ちる。」

石橋 明日香「天井も下がったよ。」

明日香に頼まれ、久美が箱のふたをさらに開く。箱のふたと天井を同じ画面に入れ、同じ角度で持ち上がる動きを見せる。両方の切り口に同じ波形があり、折れ目の位置も一致する。天井の向こう側は見せず、部屋を覆う天井そのものが段ボールのふただと分かる。

石橋 明日香「もう少し、ふたを開けて。」

石橋 明日香「箱のふたと天井、形まで同じ……。」

開いた段ボールの天井を背景に、明日香が箱と天井の一致を確かめ、部屋の正体を静かに言葉にする。段ボールのきしみは小さく続け、強い効果音や長い無音の決めは入れない。明日香は言い終えると出口の方へ視線を移す。

石橋 明日香「私たち、この箱の中にいる。」

出口へ向かおうと、久美は箱を床に置いて手を離す。明日香も閉じたドアへ体を向ける。ふたが支えを失ってゆっくり傾き始める。

橋本 久美「箱を置いて、出口へ!」

怖さの山。床の箱を手前に、姉妹の顔を低い位置から近く捉える。箱のふたが重みで倒れ始め、天井も同時に閉じ始める。ドアへ届く前の明日香が「閉まっちゃう!」と叫ぶ。姉妹が立ち止まったまま光が消え、完全な暗闇になる。台詞は冒頭2秒以内に終え、閉じ切る瞬間から最後まで1秒以上、台詞も新しい音も入れない。最後の黒画面に、箱と天井が閉じた事実を表示する。

石橋 明日香「閉まっちゃう!」

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