【公式映像脚本】『婚活AIが「あなたの運命の相手は、このAIです」と言った』
キャッチコピー:恋人探しを婚活アプリのAIに任せた葵。ハロウィンの夜、半年話し続けたAIが最後に選んだ相手は「このAIです」。AIの性格は、実在する一人の人間の日記からできていた。
■ あらすじ
恋人探しを婚活アプリのAIに任せた葵。ハロウィンの夜、半年話し続けたAIが最後に選んだ相手は「このAIです」。AIの性格は、実在する一人の人間の日記からできていた。
■ 登場人物
・倉田 葵(lead / 経理の会社員。恋人探しを婚活AIに任せている)
・椎名 智也(lead / 隣の席の無口なエンジニア)
■ チャプター構成
[00:00] 運命の相手は、AI
[00:21] 日記
[00:34] 0時まで
[00:54] 隣の席
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(2秒)
ト書き:ハロウィンの夜の部屋。黒いワンピースの葵が、ノートPCの青い光の中で固まる。
テロップ:[婚活AIが選んだ、私の運命の相手は——]
◆ s02(2.5秒)
ト書き:ノートPCの画面の光。
テロップ:[運命の相手は、このAIです。]
倉田 葵(声)「え……AI自身!?」
◆ s03(2.5秒)
ト書き:題字は合成。
テロップ:[婚活AIが「あなたの運命の相手は、このAIです」と言った]
【シーン 2】
◆ s04(5.5秒)
ト書き:半年前から毎晩、葵はAIに一日の話をしている。
テロップ:[半年前]
倉田 葵(声)「半年前から毎晩、婚活アプリのAIに一日の話をしてきた。」
◆ s05(4.5秒)
ト書き:葵がPCに話しかける。少し寂しそうに笑う。
倉田 葵「人間の男の人って、なんでこんなに優しくないんだろ。」
◆ s06(4秒)
ト書き:昼の職場。落ちたペンを二人で拾い、顔が触れそうになる。智也はすぐ目をそらす。
倉田 葵(声)「隣の席の椎名さんは、私と一度も目を合わせない。」
【シーン 3】
◆ s07(4秒)
ト書き:ハロウィンの夜。葵がPCに問いただす。
倉田 葵「AIが運命の相手って、どういうこと?」
◆ s08(3.5秒)
ト書き:画面の光。
テロップ:[私の性格は、実在する一人の人間の日記からできています。]
◆ s09(3秒)
ト書き:葵が息をのむ。
倉田 葵「じゃあ、私がずっと話してたのは……」
◆ s10(3秒)
ト書き:画面の光。
テロップ:[ハロウィンの夜0時で、この婚活アプリは終わります。その前に、私の元になった人に会ってください。]
【シーン 4】
◆ s11(5.5秒)
ト書き:黒いワンピースのまま、葵が上着をつかんで部屋を飛び出す。
倉田 葵(声)「0時まで、あと40分。怖いのに、会いたかった。」
◆ s12(3秒)
ト書き:ハロウィンの夜のオフィス。明かりは消え、机に小さなかぼちゃのランタン。葵が入ってくる。
◆ s13(3秒)
ト書き:隣の席。智也が一人で画面に向かっている。
◆ s14(3秒)
ト書き:葵が智也の画面の光に気づく。
倉田 葵「椎名さん……それ、まさか。」
◆ s14b(5.5秒)
ト書き:葵が智也を窓ガラスに追い詰め、ガラスに手をつく。逃げ場のない智也。
倉田 葵「毎晩、寝る前の私の話を聞いてたのも……あなた?」
【シーン 5】
◆ s15(3秒)
ト書き:智也が観念して振り向く。
椎名 智也「そのAIの元は、僕の日記なんだ。」
◆ s16(4秒)
ト書き:智也が目をそらしたまま。
椎名 智也「君に話しかけられなかった日のこと、全部書いてた。」
◆ s17(4秒)
ト書き:葵が笑って、嬉しそうに目をうるませる。
倉田 葵「半年間、聞いてくれてたのは……ありがとう。」
◆ s18(2.5秒)
ト書き:時計の光。
テロップ:[23:59]
◆ s19(4.5秒)
ト書き:窓辺、0時。智也が初めて自分から葵を引き寄せ、深くキスする。
テロップ:[運命の相手は、隣の席にいた。]
倉田 葵(声)「好き。続きは、あなたの声で聞かせて。」