『どちらの家にも、行きません。』
——同居しない?
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冒頭から、都が悠の差し出した手に、悠の家の鍵と陸の家の鍵を二本まとめてきっぱり返す。悠は受け取った手を止め、驚いて母の顔を見る。手元を大きく見せながら、都の決意と悠の戸惑いも同時に見せる。最初の1秒は無言で「同居しない?」だけ。1秒後から、息子たちが同居を望む理由と鍵の持ち主を既存の字幕で示す。
悠は返された悠の家の鍵と陸の家の鍵を持つ。都は同居しない意思をまず告げ、二本が息子たちの家の鍵だと明言する。
都「どちらの家にも、行きません。」
都「二本は、あなたたちの家の鍵。」
悠が悠の家の鍵と陸の家の鍵を二本とも食卓に置く。手には一本も残さず、都の一人暮らしが心配だと優しく伝える。
悠「母さんの一人暮らしが、心配なんだ。」
陸が入室し、都に椅子を近づける。陸も自分の家に都の部屋があると誘う。
陸「俺の家なら、部屋もある。」
都が自分の工作箱を食卓に置く。部屋だけでなく、自分のやりたいことがある暮らしを望む。陸は左の画面外へ下がるだけで、部屋には残って聞いている。
都「部屋だけじゃなく、自分のやりたいことがある暮らしにしたいの。」
悠が工作箱を見て、都の望みを素直に尋ねる。陸は同じ部屋の左手前、画面外から穏やかに応じる。悠を責める場面にはしない。
悠「何がしたいの?」
陸の声が響いた。「俺も、聞きたい。」
都が食卓の工作箱の中身を示し、ものづくりを教えたいと話す。続けて、近くの空き店舗を前から探していたと明かす。教室の鍵はまだ箱の中。陸も同じ部屋の画面外で聞いている。
都「ものづくりを教えたい。」
都「前から、近くの空き店舗を探していたの。」
陸が左から画面内に戻り、食卓にある悠の家の鍵と陸の家の鍵をまとめて持つ。都が息子のどちらか一人を選ぶ話ではないと気づく。
陸「どっちか一人を選ぶ話じゃ、ないんだ。」
都が、s05で食卓に置きs07で中身を示した同じ工作箱から、教室の鍵を取り出して顔の横に掲げる。ものづくりを教えたいという望みと、以前からの場所探しへの答えを見せる。台詞は一行だけ。最後の1秒以上は無言で、誇らしい表情と教室の鍵を見せる。
都「これは、私が自分で見つけた教室の鍵。」
悠が都の持つ教室の鍵を見つめ、自分で場所を見つけていたことに驚く。
悠「もう、場所を見つけたの?」
都が嬉しそうに頷き、選んだ場所が奥に住める小さな教室だと説明する。
都「近くの、奥に住める小さな教室なの。」
陸が都と同じ向きへ座る。悠が心配した一人暮らしに対して、同居ではなく、教室までの道を一緒に確かめるという手伝いを申し出る。
陸「一人で通うの、心配だし。教室までの道を一緒に確かめよう。」
陸はs08から悠の家の鍵と陸の家の鍵を持ったまま。都は片手に教室の鍵を持ち、もう片方の手で陸が持つ二本を指さす。息子二人に、それぞれ自分の家の鍵を持って帰るよう頼んで終える。分配、置き直し、新たな受け渡し、帰宅は描かない。
都「その家の鍵は、二人がそれぞれ持って帰ってね。」