『FINAL 7』第4話「仲良しの切り抜き』
——候補生ミウ(ボーカル)
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MIUが再生画面を手で遮る。「私まで切らないで」。無音に落とす。
ミウ「私まで切らないで」
SORA「笑ってるところ、出そうと思って」 MIU「今?」 SORA「変な噂より、ちゃんと踊ってる私たちを」
ソラ「笑ってるところ、出そうと思って」
ミウ「今?」
ソラ「変な噂より、ちゃんと踊ってる私たちを」
MIU「噂の中身、まだ聞いてない」
ミウ「噂の中身、まだ聞いてない」
YUZU、スマホを机の中央へ。「昨日のココロの枠、九十秒だったって」
ユズ「昨日のココロの枠、九十秒だったって」
HINATA「私のは六十秒」
ヒナタ「私のは六十秒」
KOKORO「私が勝手に繋いだんじゃない」
ココロ「私が勝手に繋いだんじゃない」
NANA「……延びたのは、本当?」
ナナ「……延びたのは、本当?」
KOKORO「運営に確認する」
ココロ「運営に確認する」
MIU、SORAを見る。「それでも仲良し動画、出す?」 SORA「誰かが叩かれるの、止めたいだけ」
ミウ「それでも仲良し動画、出す?」
ソラ「誰かが叩かれるの、止めたいだけ」
MIU「黙って笑ってるって、書き換えないで」
ミウ「黙って笑ってるって、書き換えないで」
SORAは公開予約をせず、編集画面を閉じる。元動画のフォルダは残る。
SORA「出さない。……聞く」
ソラ「出さない。……聞く」
KOKOROが背を向けてスマホを握る。
REI「まず、分かっていることは?」
レイ「まず、分かっていることは?」
YUZU「投稿しかない」
ユズ「投稿しかない」
KOKOROのスマホに非公開の業務チャット通知。差出人「運営責任者SO」、既存の男性SOのプロフィール写真。「個別対応は口外しないでください。指示への対応は、活動評価に記録します。」二文を2行で読み取れる寄りにする。画面を見るのはKOKOROだけ。
顔から笑みが消える。