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『私を捨てた夫が、私の会社に面接に来た』第7話「疑いは、私にも向けられた」(動画版) ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

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2026/10/24 公開・1,170字

『私を捨てた夫が、私の会社に面接に来た』第7話「疑いは、私にも向けられた』

——次の日の朝・人事部のオフィス

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第6話の次の日の朝、人事部のオフィス。疑いは、私にも向けられた。美咲が、机の上の採用の資料を中村部長に返す。中村部長は資料を受け取り、美咲を採用の仕事から外すと告げる。

中村 浩二「採用の資料、受け取る。君は今日から、この仕事を外れる。」

中村部長は、会社の外の弁護士が待っていると告げる。美咲はそこへ向かう。

中村 浩二「会議室で、会社の外の弁護士が待っている。もう来ている。」

高橋 美咲「はい。行ってきます。」

     *

美咲が会議室に入ると、会社の外の弁護士・小野寺が待っていた。会社とは別の立場で、一から調べ直す。

小野寺 遥「弁護士の小野寺です。先ほど会社に着いて、ここで待っていました。会社とは別の立場で、一から調べます。あなたが、高橋美咲さんですね。」

小野寺は、美咲にも遠慮せずに厳しく質問する。面接官が元妻なら、落とす動機があると指摘する。

小野寺 遥「元夫を面接で落として、すっとしましたか?」

小野寺 遥「面接官が元妻なら、落とす動機がある。私は、そう見ます。」

美咲は目をそらさずに答える。私は、採用を推薦しなかっただけ。決めたのは私ではない。

高橋 美咲「いいえ。私は、採用を推薦しなかっただけです。決めるのは私ではありません。」

小野寺がファイルを開く。美咲は面接の前に、応募者が元夫だと会社に届け出ていた。

小野寺 遥「面接の前に、あなたは「応募者は元夫です」と届け出ていますね。」

高橋 美咲「はい。」

小野寺 遥「それから、同じ面接の記録が二つ。ネットの音声と、会社の録画。両方、ここにあります。」

面接は録画され、不採用を決めたのは、録画を見た中村部長。届け出・録画・判断の記録が全部そろっている。

小野寺 遥「不採用を決めたのは、録画を見た中村部長です。記録が全部そろっています。」

小野寺は、あの面接は公平だったと確かめたと告げる。

小野寺 遥「あの面接は、公平でした。私が確かめました。」

「知り合いだけ合格」の噂も根拠がないと分かり、小野寺が「あなたは、何も間違っていません」と告げる。美咲は、こらえていたものがほどけて長い息を吐く。

小野寺 遥「「知り合いだけ合格」の噂も、合格した人の記録を見ました。根拠はありません。」

小野寺 遥「あなたは、何も間違っていません。」

高橋 美咲「よかった……」

小野寺がノートパソコンで、ネットの音声と会社の録画を聞き比べ、眉をひそめる。

高橋 美咲「その二つ、同じ日の、同じ面接の記録ですか?」

小野寺 遥「ええ。ネットの音声も、会社の録画も。……同じ場面なのに、言葉が違う。」

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