『夫にクビにされた私、夫の会社の持ち主でした』第8話「賛成4。社長をやめさせられる。』
——社長解任
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金曜日の朝、取締役会議室。議長クレアの一言で始める。紺のスーツのダニエルが硬直する。
クレア「外れます。」
金曜日の朝。ダニエルは社長を続けたいと抵抗する。会社のお金8万ドルで十月九日の倉庫の映像を隠したことと、本人のメールが証拠であることを短い字幕で示す。新しい取締役会は5人中4人の賛成で、ダニエルを社長から外す。後半に、エマの父ロバートが5年前の倉庫火災から行方不明だと字幕で示す。
ダニエル・リード「俺は社長を続ける!」
クレア「新しい取締役会、5人中4人が賛成。あなたは社長をやめさせられます。」
ダニエルが抗議する。クレアは社長を決めるのは取締役会だと答える。
ダニエル・リード「ふざけるな!」
クレア「社長を決めるのは取締役会です。」
ダニエルが自分の功績を訴える。クレアは、会社のお金8万ドルの支払いにつけた「カメラの更新」という説明がうそだったと示す。実際にはカメラは1台も届いていない。
ダニエル・リード「俺が育てた会社だ!」
クレア「8万ドルの『カメラの更新』はうそ。カメラは1台も届いていません。」
ダニエルは警備費だと言い訳する。クレアは、先ほど証拠として示したダニエル本人のメールの「倉庫の映像を隠せ」を指摘する。ダニエルは説明できず黙る。
ダニエル・リード「警備費だ!」
クレア「あなたのメールに『倉庫の映像を隠せ』と。説明できますか?」
社長を続けたいダニエルは妻のエマに救援を求める。エマは立ち上がり、静かに助けを断る。
ダニエル・リード「エマ、妻だろ! 社長を続けさせろ!」
エマ・ヘイル「助けないわ。」
ダニエルが夫であることを盾にする。エマは、メールの説明を求められても黙ったダニエルに、本当のことを言う機会はあったと一度だけ伝える。
ダニエル・リード「俺は夫だぞ!」
エマ・ヘイル「メールのこと、黙っていたわね。本当のことを言う機会はあった。」
正式な記録を管理するノラが、ダニエルの社長をやめさせる通知書だと説明し、白い紙を本人へ渡す。止まるのは社長としての権限である。
ノラ「秘書役のノラです。社長から外す通知書です。社長の権限は停止しました。私物はお返しします。」
ダニエルがノラから受け取った同じ白い、社長をやめさせる通知書を握りつぶす。エマは会社のお金で倉庫の映像を隠した結果だと答える。
ダニエル・リード「全部奪うのか。」
エマ・ヘイル「会社のお金で倉庫の映像を隠した。だから社長をやめさせられたの。」
クレアは、支払いを承認したヴァネッサが昨夜から調査中の休職であると短く報告し、休職通知書を置く。エマの弁護士マーカス本人の顔に紹介字幕を付け、倉庫の映像について質問させる。
クレア「財務責任者のヴァネッサは支払いを承認しました。昨夜から、調査中は休職です。」
マーカス・リー「エマの弁護士、マーカスです。倉庫の映像は?」
クレアは、アスターが倉庫の元映像を保存しており、確認済みコピーを今日調査担当へ届ける手配だと再確認する。支払いと倉庫の映像の調査は続く。エマがうなずく。
クレア「警備会社アスターは元映像を保存済み。確認済みコピーは今日、調査担当へ届く手配です。支払いも調べ続けます。」
エマ・ヘイル「分かりました。」
退出しかけたダニエルがエマの横で止まり、ヴィクターとエマの父の件を小声でほのめかす。ヴィクターはエマの父と会社を作った人だと字幕で紹介する。エマが自分の父のことかと確認する。
ダニエル・リード「お前の父と会社を作ったヴィクターは、俺よりひどい。」
エマ・ヘイル「私の父のこと?」
ダニエルの。5年前の倉庫火災から帰らないエマの父について、ヴィクターに理由を聞けと一言ささやく。握りつぶした白い通知書を持って退出する。エマのへ切り替え、言葉を失った顔を最後の1.5秒、無言で見せる。父の生存も放火犯もエマには明かさない。
ダニエル・リード「父親が火事のあと帰らなかった理由を、ヴィクターに聞け。」