『仕返しは、送信しなかった』
——玲・亜紀と同じ部署の同僚
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冒頭0.5秒は無言。亜紀が机に伏せた電話へ伸ばす手を、同僚の玲がそっと止める。玲はもう片方の手で封筒を持っている。
亜紀「真島の暴言、晒す。」
玲「待って。同僚の私も写ってる。」
同僚が送信前の手を止める。電話は画面を伏せたまま机にある。
玲「待って。その画面、消さないで。」
亜紀「玲。……送る前に、止めてくれたのね。」
主人公・亜紀が画面を伏せた電話を握る。上司・真島の言葉を晒そうとしている。
亜紀「笑ってた上司・真島の言葉、全員に晒したい。」
同僚が電話から一歩離れる。
玲「私が泣いた顔も、一緒に広まる。」
主人公が電話を机へ置く。
亜紀「でも、何もなかったことにはしない。」
同僚が証拠の封筒を差し出す。
玲「記録は残して。公開は、分けて。」
亜紀「……わかった、玲。」
亜紀が、自分まで玲を傷つけかけたと気づく。対決へ向かう前の静かな転換。
亜紀「私、あなたまで罰するところだった。」
同僚が主人公の隣へ座り、呼び出し済みだと言う。少し間を置いてから上司が入ってくる。
玲「先に真島さんを呼んでおいた。私も、一緒に説明する。」
上司が部屋へ入る。主人公は左、同僚は右の席のまま。
真島「呼ばれたから来た。何の話し合い?」
同僚が封筒を机の中央へ置く。
玲「真島さん、昨日の発言について、です。」
上司が封筒に触れず笑う。主人公は左、同僚は右の席。
真島「冗談だっただろ。」
感動の山: 玲が「冗談」で片づける真島をまっすぐ見て、自分たちは傷ついたとはっきり伝える。
玲「私たちは、笑っていません。」
亜紀が伏せた電話を机に残したまま、着席した姿勢を正し、真島を見る。
亜紀「記録を基に、話します。」