『助けに来た友人が私のマフラーを隠すのはなぜ?』
——私のマフラー?
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今夜。かがんだ直美が、開いた旅行かばんから見えている赤いマフラーを奥へ押し隠す。恵子は画面外から泊まってほしいと頼む。最初の字幕は冒頭から表示し、人物紹介はその後に出す。
藤井 恵子の声が響いた。「泥棒が怖い。今夜、泊まって。」
恵子が、昨日から自分のマフラーがないと説明する。合鍵は恵子が持っているが画角外。直美は右側の画面外にいる。
藤井 恵子「昨日から私のマフラーがないの。」
直美は開いたかばんの横でかがんだまま、いつでも助けに来られる状態を望む。マフラーはかばんの奥に隠れたまま。
増田 直美「いつでも助けに来られるといいね。」
恵子が持っていた銀色の合鍵を胸元まで上げ、自分の家の合鍵を直美へ渡すと決める。
藤井 恵子「うちの合鍵、直美に渡すね。」
左の恵子が、右でかがんでいる直美へ合鍵を渡す。恵子は直美を見て、直美は差し出された鍵を見る。最後のフレームで鍵は直美だけが持つ。
藤井 恵子「これで、いつでも助けに来て。」
合鍵を渡した恵子が安心を口にする。直美は右の画面外で、合鍵を持ったまま。
藤井 恵子「これなら、もう怖くないね。」
直美が右手に合鍵を持ったまま、左手で開いた旅行かばんから赤いマフラーを取り出す。冒頭と同じ短い房が見える。
直美は左手のマフラーと右手の合鍵を持ったまま、昨日遊びに来た時に盗んだと恵子へ言う。
増田 直美「昨日、遊びに来た時にね。」
増田 直美「マフラーを盗んだのは私。」
恵子は右の画面外の直美を見る。盗んだ理由はマフラーが欲しかったからなのかと尋ねる。合鍵とマフラーは画面外の直美が持ったまま。
藤井 恵子「マフラーが欲しくて盗んだの?」
直美は左の画面外の恵子を見て、マフラー目当てという推測を否定する。怖がらせた狙いは合鍵であり、助けるためではなかったと静かに答える。右手の合鍵と左手のマフラーは画角外で保持する。衝撃音や長い溜めは入れない。
増田 直美「違う。怖がらせたのは合鍵のため。助けるためじゃない。」
恵子は右の画面外にいる直美を見て、合鍵を返すよう求める。目が見開かれ、口がこわばり、体が固まっている。
藤井 恵子「鍵、返して。もう来ないで。」
感動の山: 怖さ。直美は左の画面外の恵子を見て、右手の合鍵を返さず胸元へ引き寄せる。左手には盗んだ赤いマフラーを持ったまま。拒絶の台詞を終えた後、口を閉じた直美と胸元の鍵を無音で1.5秒残す。最終フレームで鍵が直美に残っていることをはっきり見せて終える。
増田 直美「返さない。いつでも入れるもの。」