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『私を捨てた夫が、私の会社に面接に来た』第8話「切り取られた言葉」(動画版) ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

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2026/10/23 公開・1,147字・👁️ 4 閲覧

『私を捨てた夫が、私の会社に面接に来た』第8話「切り取られた言葉』

——同じ日の昼・会社の会議室|ネットに流れた音声(美咲の声)

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第7話と同じ日の昼、会社の会議室。切り取られた言葉。小野寺がノートパソコンで、ネットに流れた音声を流す。

小野寺 遥「これが、ネットに流れた音声です。美咲さんの声で、「あなたが私を捨てたこと……面接に落ちた」と聞こえます。」

これを聞くと、捨てられた仕返しに、美咲が元夫を落としたように聞こえる。

小野寺 遥「これだと、捨てられた仕返しに落としたように聞こえます。」

中村部長が会議室に入ってくる。投稿した人が、今度は「会社の録画こそ偽物だ」と書き込んでいる。

中村 浩二「投稿した人が、「会社の録画こそ偽物だ」と書き込んでいる。」

美咲は、それなら会社の録画を最後まで流してほしいと頼む。

高橋 美咲「それなら、会社の録画を最後まで流してください。」

小野寺が会社の録画を流す。美咲の言葉には続きがあった。「関係ない。あなた自身の嘘で決まったの」。

小野寺 遥「まず、ネットの音声。次に、会社の録画。同じ場面を、続けて流します。」

高橋 美咲「あなたが私を捨てたことと、面接に落ちたことは関係ない。あなた自身の嘘で決まったの。」

ネットの音声は、真ん中の「関係ない」が切り取られていた。

小野寺 遥「さっき聞こえたとおりです。ネットの音声は、真ん中の「関係ない」が切り取られていました。」

ネットの音声は、面接室の中でスマホで録られたもの。録れたのは、美咲と健太の二人だけ。

小野寺 遥「この音は、面接室の中でスマホで録られた音。録れたのは、美咲さんと健太さんの二人だけです。」

中村部長が美咲に頭を下げる。美咲の潔白が証明され、採用の仕事に戻る。

中村 浩二「高橋さん、すまなかった。採用の仕事に戻ってくれ。」

高橋 美咲「はい。」

会社は、投稿した健太に、名誉を傷つけたことへの訴えを起こすと決める。

中村 浩二「先ほど法務と確認しました。会社は、健太さんに訴えを起こします。」

高橋 美咲「……はい。お願いします。私の名前のためにも。」

中村 浩二「嘘で人の評判を落とす。それは、訴えられることです。」

     *

数日後の夜、健太のアパート。会社の弁護士からの通知が郵便受けに届き、健太が封を開けて読む。

高橋 健太「法律事務所から……。訴える、だと……。」

高橋 健太「あの録音を流したのは、俺だ。切ったのも、俺だ。……これで、終わりか。」

青ざめた健太は、通知を握ったまま、出ていった梨花の実家へ向かおうと玄関へ走る。

高橋 健太「梨花……。俺のせいで、実家に帰った梨花に頼むしかない。」

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