【公式映像脚本】『私を捨てた夫が、私の会社に面接に来た』第9話「浮気相手は、真実を選んだ』
キャッチコピー:同じ夜・梨花の実家の前
■ 登場人物
・高橋 健太(3年前に若い不倫相手・梨花を選んで美咲を捨てたが、現在は失業中で面接にやって来た38歳の元夫)
・佐藤 梨花(3年前に健太を略奪した28歳の若い不倫相手(明るい茶髪の巻き髪・ピンクのニット))
・小野寺 遥(会社の外の弁護士。45歳。会社に頼まれて、別の担当として一から公平に調べる。美咲にも遠慮しない。)
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(4秒)
ト書き:第8話と同じ夜、梨花の実家の前。健太が門の前で深く頭を下げる。
テロップ:[同じ夜・梨花の実家の前]
高橋 健太「梨花、頼む。お前がSNSに投稿したことにしてくれ。俺がやったとバレたら、訴えられるんだ。」
◆ s02(5秒)
ト書き:梨花はあきれる。健太は、妊婦ならきっと許してもらえると言う。
佐藤 梨花「どうして私が?」
高橋 健太「妊娠してるんだろ。妊婦なら、きっと許してもらえる。」
◆ s03(5秒)
ト書き:健太は、助けてくれたら金を渡すと持ちかける。梨花は実家で、生活に困っている。
高橋 健太「助けてくれたら、金を渡す。お前、生活に困ってるだろ。」
◆ s04(5秒)
ト書き:梨花の心が揺れる。お腹に手を当てる。お金があれば、この子のものが買える。
佐藤 梨花「お金があれば……この子の服も、ミルクも買える。」
◆ s05(5.5秒)
ト書き:梨花が自分のスマホを取り出す。おとといの夜、健太が自慢して送ってきたメッセージが残っていた。
テロップ:[おととい健太が梨花に送ったメッセージ「切り取って流してやった。美咲も終わりだ」]
佐藤 梨花「でもね、健太。これ、覚えてる?」
◆ s06(5秒)
ト書き:健太があわてて、メッセージを消せと手を伸ばす。梨花はスマホを引っ込めて、消さないと言う。
高橋 健太「消せ! 今すぐ消せ!」
佐藤 梨花「消さない。」
◆ s07(5秒)
ト書き:梨花は、この子に嘘をつく親にはなりたくないと言い、健太を追い返す。
佐藤 梨花「私は、この子に嘘をつく親になりたくない。帰って。」
◆ s08(4.5秒)
ト書き:梨花は門の内側で黙って見送る。健太は門をたたいて悪態をつき、夜の道を自分のアパートへ去っていく。
高橋 健太「くそっ……! 俺はアパートに帰る。覚えてろよ!」
【シーン 2】
◆ s09(5.5秒)
ト書き:次の日、梨花は美咲の会社の会議室へ行き、小野寺にメッセージを見せる。浮気相手は、真実を選んだ。
テロップ:[次の日・美咲の会社の会議室]
小野寺 遥「よく来てくれました。ここは会社の会議室です。会社から頼まれて、外の者として公平に調べています。どうぞ。」
佐藤 梨花「健太から届いたメッセージです。「切り取って流してやった」と書いてあります。私の名前で、本当のことを話します。」
◆ s10(5秒)
ト書き:小野寺はうなずく。これで、投稿したのが健太だとはっきりした。
小野寺 遥「ありがとうございます。投稿したのが健太さんだと、はっきりしました。」
佐藤 梨花「投稿したのは健太です。私の名前で、そう話します。」
◆ s11(5.5秒)
ト書き:小野寺が声を落とす。健太が前の会社を辞めた、本当の理由も分かった。
テロップ:[第10話『元夫が、説明会に乗り込んできた』へ]
小野寺 遥「それから……健太さんが前の会社を辞めた、本当の理由も分かりました。そのうえ、まだ仕事を探していて、来週の会社説明会にも顔を出すつもりのようです。」