『私のマフラーを貸したと言う彼が、自分で浮気を白状した』
——彼に編んだマフラーが、別の女に!?
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夜の由香の部屋。由香は画面外の玲子のマフラーを指し、大輔に返してほしいと迫る。
中村 由香「私のマフラー、返して。なんで彼女に?」
由香の同僚の玲子が、赤くて端だけ黄色いマフラーを巻いて立つ。会社で見つけた由香が二人を呼んだと分かる。
中村 由香の声が響いた。「会社でそれを見たから、二人を呼んだの。」
大輔は貸しただけとごまかす。玲子は贈り物だったはずだと戸惑う。
佐藤 大輔「玲子に貸しただけだよ。」
岡田 玲子「え? 贈り物って言ったよね。」
由香が黄色い端を指す。大輔のために自分が編んだマフラーだと明言し、玲子が目印を見る。
中村 由香「大輔に私が編んだの。端だけ黄色でしょ。」
玲子は大輔から自分で編んだと言われたことを明かす。大輔の笑顔が消える。
岡田 玲子「大輔が編んだ贈り物だって、言ったよね。」
追い込まれた大輔が、聞こえる声で玲子に口裏合わせを頼む。玲子は首を横に振る。
佐藤 大輔「借りたって言って。話を合わせてよ。」
岡田 玲子「うそは言えない。」
由香が逃げ道をふさぐ質問をする。大輔は由香と玲子の間で視線を泳がせる。
中村 由香「なんでうそをつかせるの?」
中村 由香「玲子とは、どういう関係?」
大輔が自分の言葉で浮気を白状する。玲子の胸元には由香が編んだ黄色い端があり、貸しただけではなかったと確定する。
佐藤 大輔「貸したっていうのは、うそ。由香が編んだのを、俺の手編みだって玲子に贈った。」
佐藤 大輔「玲子とも付き合ってる。由香とは別れたって、うそついた。」
玲子は大輔の恋人はいないという説明を信じていたと話す。マフラーを首から外し、由香へ差し出す。まだ玲子が持っている。
岡田 玲子「彼女はいないって、信じてた。」
岡田 玲子「これ、返すね。」
感動の山: 最初の一秒で、画面右の玲子が差し出したマフラーを、画面左の由香が両腕で受け取る。玲子が手を離したことまで同じ画面で見せる。由香は画面外の大輔を見て、続く三秒でマフラーだけ受け取り交際は終えると言い切る。最後の二秒は由香の顔を中心に無言で保ち、音楽だけを強める。
中村 由香「マフラーは受け取る。あなたとは別れる。」
玲子も大輔との別れを明言する。由香は画面左でマフラーを持ち、画面右寄りの玲子と並んで室内の奥へ向き直る。二人とも大輔を見るのをやめ、画面右奥に残された大輔は立ち尽くす。二つの交際が終わったところで閉じる。
岡田 玲子「私も別れる。もう、うそは聞かない。」