『デート先も選べない私が、体育室で彼と勝負する』
——デートも命令?
────────────────────────
奈々が、ボールを持つ画面外の慎吾を見て、信じられないという怒りの目で「命令?」と短く抗議する。最初の1秒は字幕「デートも命令?」とこの一言を重ね、恋人にデートの決定権まで握られている不公平を示す。続けて勝たなければ選べない条件を問い返す。紹介字幕は開始から1秒後に出す。
杉山 奈々「命令?勝たなきゃデートも選べないの?」
慎吾が赤いボールを抱えたまま、家で休みたい希望と勝者が決める条件を言う。
村上 慎吾「家で休みたい。勝った方が決めよう。」
奈々は相談したいと伝えるが、勝負を受ける。勝敗の判定も短く確認する。
杉山 奈々「勝負より、相談がしたい。」
杉山 奈々「でも、あなたが外して私が入れたら勝ちね。」
慎吾が了承してシュートするが、ボールはリングに当たって外れ、画面左寄りの床に落ちる。
村上 慎吾「いいよ。」
奈々が自分の足元に来た赤いボールを拾う。慣れた姿勢が実力の伏線になる。
慎吾は奈々を初心者扱いし、届かないと決めつける。
村上 慎吾「無理しなくていいよ。届かないだろ。」
奈々は以前からここで練習していたと伝え、シュートの構えに入る。
杉山 奈々「ここで、ずっと練習してたから。」
奈々がシュートを決める。ボールがネットを抜けて床に落ち、勝敗が決まる。
杉山 奈々「入った。私の勝ちね。」
感動の山: 奈々は慎吾を見て「勝っても、命令はしない」と自分の選択を伝え、希望を尋ねる。勝者が命令する関係を自分から断ち、相談する関係を選ぶ。台詞の後は口を閉じ、最後の1.5秒を無言で待つ。音楽はここだけ持ち上げる。
杉山 奈々「勝っても、命令はしない。どこ行きたい?」
慎吾が決めつけを謝り、勝負の命令ではなく自分の言葉で散歩に誘う。
村上 慎吾「決めつけて、ごめん。」
村上 慎吾「じゃあ、散歩に誘ってもいい?」
奈々が散歩の誘いを受ける。題名を下部の字幕に表示し、奈々の返事で問いの答えを着地させる。ボールはゴール下の床に置かれたまま。
杉山 奈々「うん。私も散歩に行きたい。」
杉山 奈々「こうやって、一緒に決めたかった。」