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母の許可より、私の返事(動画版) ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

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2026/10/24 公開・667字

『母の許可より、私の返事』

——妻・美緒と夫・圭。妻の転職をめぐる、夫婦の話

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無言の先行hook:夫が湯飲みを手に取り、妻の前へ置こうとする。(冒頭では発話しない)。

美緒「私、転職したいの。」

圭「母さんに言うの?」

夫が妻の前へ湯飲みを置き終える。

圭「母さん、反対するだろうな。」

妻が来客の椅子を引く。

美緒「お義母さんに、私が聞く。」

玄関の戸が開く音。美緒がそちらへ目をやり、母が姿を見せ、鞄を置いてダイニングへ入って立ち止まる。

志保「何の話? 今日、初めて聞いた。」

妻が母へ顔を向ける。

美緒「私の転職。お義母さんは、反対なんですよね。」

志保「志保は何も聞いてないわよ。」

圭「……母さん、知らなかったのか。」

母は腰を下ろさず立ったまま、妻の返事を待つ。

志保「決めるのは、美緒さんでしょう。」

夫が二人の間へ割って入る。

圭「母さんはともかく、家のことが変わるし。」

妻が夫へ向き直る。

美緒「反対なのは、圭?」

母が、卓上のまだ手をつけていない客用のカップを手に取り、脇へやる。

志保「私を、盾にしないで。」

志保「このカップは下げるわ。私は、ここで味方をする気はないの。」

夫が初めて自分を主語にする。

圭「帰りが遅くなるの、嫌だった。」

妻が夫の隣に椅子を移す。

美緒「それなら、私に言って。私、この仕事を続けたい。」

母が自分の鞄を手に取る。

志保「今日は二人で、話しなさい。」

夫が食器を片付け始め、妻が話を聞く。

圭「家事、一緒に考えたい。」

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