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夢を追うと捨てた彼が、私の会社の面接に来ました(動画版) ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

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2026/10/24 公開・864字

『夢を追うと捨てた彼が、私の会社の面接に来ました』

——元彼を面接?

────────────────────────

沙織が面接官として座り、拓海が向かいの椅子に座る。沙織のモノローグで「五年前、私を捨てた彼が面接に来た」と明かす。

河野 沙織の声が響いた。「五年前、夢を追うと私を捨てた元恋人。」

拓海が自己紹介し、沙織が社長として応じる。

倉田 拓海「倉田拓海です。起業経験があります」

河野 沙織「河野沙織です。この会社の社長です」

倉田 拓海「え……沙織が社長? 僕はまだ、夢の途中なのに」

拓海がメモをポケットにしまう動作はカットのつなぎで省略し、しまい終えた後の二人を見せる。拓海は両手を空にして夢を語る。沙織は五年前の夢を思い出すが、メモの正体にはまだ気づかない。映像は現在の面接室のまま。

倉田 拓海「いつか自分の会社を作りたいんです」

河野 沙織の声が響いた。「その夢、覚えている」

拓海が立ち上がった拍子にメモを落とし、沙織が拾う。

倉田 拓海「あ、すみません。それ、大事なメモで」

沙織がメモを開き、自分の筆跡だと気づく。

河野 沙織の声が響いた。「この字は、私が書いた字だ」

沙織がメモを持ったまま拓海に問いかける。拓海は動揺する。

河野 沙織「このメモ、どうして持っているの?」

倉田 拓海「え? それは、僕の夢のメモです」

沙織がメモを書いたのは自分だと告げ、会社を立ち上げたことを明かす。

河野 沙織「このメモを書いたのは、私です」

河野 沙織「この会社も、このメモから始めたんです」

沙織が「夢を叶えたのは私」と言い、不採用を告げる。拓海は謝る。

河野 沙織「夢を叶えたのは、私です」

倉田 拓海「ごめん……あの時のこと、ずっと後悔してた」

河野 沙織「あなたは、不採用です」

画面は初めから拓海と机上のメモだけを捉える。画面外の沙織が別れの挨拶をし、退室する足音と扉の閉まる音が聞こえる。沙織の退室後も、一人残された拓海とメモを映し続ける。

河野 沙織の声が響いた。「お疲れさまでした」

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