【公式映像脚本】『私を捨てた夫が、私の会社に面接に来た』第4話「出ていくのは、私』
キャッチコピー:その夜・アパート。梨花が出した婚姻届を、健太が破った
■ 登場人物
・高橋 健太(3年前に若い不倫相手・梨花を選んで美咲を捨てたが、現在は失業中で面接にやって来た38歳の元夫)
・佐藤 梨花(3年前に健太を略奪した28歳の若い不倫相手(明るい茶髪の巻き髪・ピンクのニット))
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(4秒)
ト書き:第3話と同じ日の夜、健太と梨花のアパート。梨花が差し出した婚姻届を、健太が目の前で破る。
テロップ:[その夜・アパート。梨花が出した婚姻届を、健太が破った]
佐藤 梨花「やめて!」
高橋 健太「結婚なんか、しない。」
◆ s02(5秒)
ト書き:破れた婚姻届が床に落ちる。梨花は、区役所で母子手帳と一緒にもらってきたのにと泣く。
佐藤 梨花「区役所で、母子手帳と一緒にもらってきたのに……」
高橋 健太「誰が書くかよ。」
◆ s03(5秒)
ト書き:梨花は「この子のお父さんになって」と頼む。健太は、美咲の会社の面接で今日も落とされたと言い、父親なんか無理だと突き放す。
佐藤 梨花「お願い。この子のお父さんになって。」
高橋 健太「美咲の会社で、今日も落とされた。父親なんか無理だ。」
◆ s04(5.5秒)
ト書き:健太は、今日ロビーで梨花が美咲と会っていたことを問い詰める。梨花は、美咲は浮気などしていなかった、嘘だったんだと言い返す。
高橋 健太「今日、ロビーで美咲と何を話した?」
佐藤 梨花「美咲さんは浮気なんてしてなかった。嘘だったんだね。」
◆ s05(5秒)
ト書き:健太は開き直り、美咲とやり直す、あいつには金も仕事もあると言い放つ。
高橋 健太「うるさい。俺は美咲とやり直す。あいつには金も仕事もある。」
佐藤 梨花「……最低。」
◆ s06(5秒)
ト書き:梨花は短く笑う。美咲さんは健太の嘘を全部知っている。やり直せるはずがない。
佐藤 梨花「やり直す? 無理よ。美咲さんは、あなたの嘘を全部知ってる。」
◆ s07(5秒)
ト書き:梨花が、美咲の名刺を見せる。困ったときの相談先も、美咲さんが教えてくれた。健太は、その一言に顔を歪める。
佐藤 梨花「困ったときの相談先も、美咲さんが教えてくれた。」
高橋 健太「美咲が、お前に……?」
◆ s08(5秒)
ト書き:梨花は、断られたら出ていくと決めて用意していた白いスーツケースを引いて、玄関へ向かう。この子は私が育てる。
テロップ:[3年前、妻を捨てて出ていった男が、今度は捨てられる]
佐藤 梨花「出ていくのは私。この子は、私が育てる。」
◆ s09(5秒)
ト書き:健太があわてて「家賃はどうするんだ」と叫ぶ。梨花は「自分で払って」と言い返す。
高橋 健太「待てよ! 家賃はどうするんだ!」
佐藤 梨花「自分で払って。」
◆ s10(4.5秒)
ト書き:梨花は玄関で振り返り、実家に帰ると告げて、健太に別れを言って出ていく。
佐藤 梨花「実家に帰る。さようなら、健太。」
◆ s11(5秒)
ト書き:ドアが閉まる。一人になった健太は、破れた婚姻届を蹴り飛ばし、金だとつぶやく。
高橋 健太「くそっ……金だ。金さえあれば……」
◆ s12(5.5秒)
ト書き:健太がスマホを取り出し、美咲の番号を探す。美咲に借りればいい。
テロップ:[第5話『元夫が、元妻に借金を頼みに来た』へ]
高橋 健太「そうだ……美咲に借りればいい。」