『夫にクビにされた私、夫の会社の持ち主でした』第5話「愛人に罪を着せた夫』
——社長ダニエル
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木曜日の夕方、財務室。ダニエルが社員たちの前でヴァネッサを泥棒と呼ぶ。自分が指示した支払いの責任を押しつける非難のフック。
ダニエル・リード「こいつは泥棒だ!」
ダニエルが指示し、ヴァネッサが承認した8万ドルの支払いだと、フック直後に字幕で明示する。それなのにダニエルはヴァネッサだけに責任を押しつける。社長はダニエルだが会社の持ち主は妻のエマだと確認する。
ヴァネッサ・コール「8万ドルはあなたの指示よ。会社の持ち主のエマに話すわ!」
ダニエル・リード「承認したのはお前だ。お前が盗んだんだ!」
ヴァネッサは、アスターに払えと指示したのはダニエルだと言い返す。支払ったお金が行方不明なのではない。
ヴァネッサ・コール「あなたがアスターに払えと言ったのよ!」
ダニエルは自分の指示には答えず、承認したヴァネッサだけの責任だと言い張る。
ダニエル・リード「承認したお前の責任だ。」
10日前、アスターへ8万ドルは支払われたが、カメラは一台も届いていない。ダニエルはそれを口実にヴァネッサを財務チームから外す。字幕で、指示した本人が責任を押しつけていると再確認する。
ダニエル・リード「10日前、アスターに8万ドル払った。カメラは届いてない。」
ヴァネッサ・コール「あなたの指示なのに。」
ダニエル・リード「説明できるまで財務チームから外す。会議は解散。」
廊下でヴァネッサが追いすがる。ダニエルはヴァネッサに別れを告げる。協力へ向かう前のつらい出来事として淡々と見せる。
ヴァネッサ・コール「あなたのために、うそまでついたのに。」
ダニエル・リード「責任はお前が取れ。もう終わりだ。」
ダニエルが去った廊下で、ヴァネッサが一人残される。
ヴァネッサ・コール「愛してるって言ったのに、私を捨てるの?」
ダニエルが去ってからエマが話しかける。ヴァネッサはダニエルのうそを手伝ったと認める。エマは既知の立場である会社の持ち主として説明を求め、まだ善悪を決めつけない。
エマ・ヘイル「ヴァネッサ、話せる?」
ヴァネッサ・コール「ダニエルのうそを、私も手伝った。」
エマ・ヘイル「私はこの会社の持ち主よ。説明を聞くわ。」
ヴァネッサは自分の赤いケースのスマホを取り出す。会社の持ち主であるエマに、ダニエル本人が送った元のメールを見せようとする。
ヴァネッサ・コール「ダニエル本人が送った元のメールがある。」
ヴァネッサは、アスターに払えというダニエル本人の指示を、元のメールのまま残していたと明かす。自分でスマホを持ったままエマに画面を見せる。
ヴァネッサ・コール「「アスターに払え」って。ダニエル本人が送った元のメールを、そのまま残してある。」
ヴァネッサが残していた支払い指示の元のメールを、調べる人たちにも渡すようエマが求める。エマはその場で無罪とも有罪とも決めず、証拠を調べてもらう道を選ぶ。提出や送信はまだ行わない。
エマ・ヘイル「そのメールを、調べる人たちにも渡して。」
ヴァネッサが持つスマホの元のメールを示す。件名は「アスター・セキュリティ — 十月九日の映像」。本文の指示から、8万ドルはカメラを買うためではなく十月九日の倉庫の映像を隠すためだったと確認する。映像も静止画も見せない。
ヴァネッサ・コール「本文は「十月九日の倉庫の映像を隠せ」。8万ドルはカメラを買うためじゃなかった。」
エマは元のメールで、支払いが映像を隠すためだったと知る。二人ともメールだけを見ていて、まだ映像を見ていないと確認する。エマは一緒に確かめようと告げる。再生も移動もせず、廊下に立ったまま終わる。
エマ・ヘイル「映像を隠すための支払いだったのね。映像は見た?」
ヴァネッサ・コール「まだ見てない。」
エマ・ヘイル「私もよ。二人で映像を確かめましょう。」