『黒崎凛 ― 復讐の女王 ―』第1話「新人をクビにすると脅した店長、相手が社長だと知って絶望』
——期限切れを売れ
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店長室。冒頭1秒は、怒りに顔をゆがめた田村店長を大きく捉え、「期限切れを売れ」の字幕を出す。田村はエプロン姿の新人・黒崎凛を指差し、「日付を貼り替えろ!嫌ならクビだ!」と怒鳴る。凛はスマホを手に「期限切れは売れません」と冷静に拒否する。
田村 店長「日付を貼り替えろ!嫌ならクビだ!」
黒崎 凛(新人潜入時)「期限切れは売れません。」
惣菜売場の裏。田村店長がステンレス作業台の上の期限切れ弁当と新しい消費期限ラベルシールを並べ、エプロン姿の凛に「古いシールを剥がして新しいのを貼れ」と命じる。
田村 店長「古いシールを剥がして、新しいのを貼れ。」
黒崎 凛(新人潜入時)「古い弁当を、新しいふりして売るんですか?」
田村 店長「客には分からねえよ!」
前の続き。田村店長がクリップボードの作業指示表に署名して突きつける。凛は弁当には触れず、指示表をスマホのカメラで大写しに撮影し、送信ボタンを押す手元のアップ。「本社に送信します」「今、送信しました。署名も撮りました」とはっきり告げる。田村は「やめろ、撮るな!」と慌てる。
黒崎 凛(新人潜入時)「本当にこれを売るんですね?」
田村 店長「俺の指示だ。早くやれ!」
黒崎 凛(新人潜入時)「……できません。」
黒崎 凛(新人潜入時)「これを本社に送ります。」
黒崎 凛(新人潜入時)「今、送信しました。署名も撮りました。」
田村 店長「やめろ、撮るな!」
数分後、現在へ戻る。店長室で田村店長が「さっき俺の指示に逆らったな!たかが新人が!」と罵倒し、凛が「危ない弁当は売れません」と真っ直ぐ見返す。
田村 店長「さっき俺の指示に逆らったな!」
黒崎 凛(新人潜入時)「危ない弁当は売れません。」
田村 店長「たかが新人が!」
店長室のドアが開き、相沢悠真が濃紺のスーツジャケット、回収した密封済みの弁当、署名済みの指示表を両手に持って入室。凛に一礼してジャケットを手渡し、「社長、お疲れ様です。写真、届きました。商品はすべて回収済みです」と報告し、回収品の弁当と署名済み指示表と名刺を机に置く。凛はスマホを机に置いてからジャケットを受け取る。田村店長が「……しゃ、社長?」と凍りつく。
相沢 悠真「社長、お疲れ様です。近くで待機していました。写真、届きました。商品はすべて回収済みです。」
田村 店長「……しゃ、社長?」
冒頭3秒で、凛が眼鏡とエプロンを外して机に置き、受け取った濃紺のジャケットを羽織る。続いて机から名刺を取り、「私がクロサキマートの社長です」と告げる。名刺は提示したまま手に持つ。店舗数と年齢はテロップだけで示す。田村は無言で息を呑む。ペンダントは服の内側で見えない。
黒崎 凛「私がクロサキマートの社長です。」
凛が田村店長の直筆署名入り作業指示表と回収した弁当を机の上で田村の目前に突き出すように置き直す。狼狽する田村に、凛が「私が社長じゃなければ、やってよかったの?」と冷徹に突きつける。
田村 店長「知らなかったんです! 相手が社長だなんて…絶望だ…!」
黒崎 凛「私が社長じゃなければ、やってよかったの? あなたの指示は記録に残っています。」
凛が手に持っていた名刺を机に置き、「店長の職務から外します」と宣告。田村が「頼みます!」とすがる。凛は「お客さんにも、守る生活があるの」と言い渡す。最後の1秒以上は無言で、凛の毅然とした顔と椅子に崩れる田村を見せる。
黒崎 凛「店長の職務から外します。」
田村 店長「頼みます!」
黒崎 凛「お客さんにも、守る生活があるの。」
冒頭0.8秒で凛が襟元から銀のペンダントを取り出し、壁の古写真に写る配送トラックの黒鳥マークへ近づける。黒い鳥とK-07の刻印があるペンダントと、写真の同じ黒鳥マークを寄りで比較する。凛が「私のペンダントの印が、なぜここに?調べて」と告げる。悠真は無言でうなずく。幼い頃からの私物と店の古写真がつながる不可解さを、静かな謎として残す。
黒崎 凛「私のペンダントの印が、なぜここに?調べて。」