【公式映像脚本】『出口は開いているのに、店長のベルで帰れない』
■ あらすじ
夜の店内。退職して帰りたい久保真央に、店長の長島徹は、ベルを聞いた人全員が命令に従い、ベルを手放せば自分の命令は取り消せると教える。耳栓をした長島は真央に朝まで帰るなと命じ、退職も拒否してベルを置く。真央はベルを取り、帰宅禁止の取り消しを要求してから、朝まで動くなと命令する。長島は止まり、帰宅禁止を取り消して退職を認める。真央の反撃が成功したように見えた直後、長島は耳栓を外す。彼の静止は演技だった。真央は自分の命令で動けなくなっており、取り消したくてもベルを握った手を開けない。退職も帰宅も許されたのに、開いた出口へ進めない。
■ 登場人物
・久保 真央(退職を申し出たが、店長に帰宅を妨げられている店員。)
・長島 徹(ベルと耳栓を使い、店員の退職と帰宅を妨げる店長。)
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(4秒)
テロップ:[帰るのも許可?]
テロップ:[夜・閉店後/店員の久保真央]
久保 真央「帰りたいのに、ベルで止めるの?」
◆ s02(5秒)
テロップ:[真央の上司・長島徹]
テロップ:[ベルの不思議な力が、聞いた人の体を操る。]
長島 徹「音が聞こえた人は全員、」
長島 徹「鳴らした人の命令に従う。」
◆ s03(5秒)
テロップ:[置くだけでは命令は消えない。 / 手放してから「取り消す」と言う。]
久保 真央「私も使える?」
長島 徹(声)「ああ。ベルを手放せば、自分の命令は取り消せる。」
◆ s04(5秒)
長島 徹「朝まで帰るな。」
◆ s05(5秒)
長島 徹「辞めるのも許さない。」
◆ s06(5秒)
久保 真央「帰るなを取り消して。今度は私が命令する。」
◆ s07(5秒)
久保 真央「今度は私の番。朝まで、そこで動くな。」
◆ s08(5秒)
テロップ:[帰宅禁止が解除。退職も認められた。]
長島 徹「帰るなは取り消す。辞めていい。」
◆ s09(5秒)
長島 徹「動けないのは、君だけだよ。」
◆ s10(5秒)
テロップ:[命令した本人も、聞けば従う。 / ベルを持ったままでは取り消せない。]
久保 真央「取り消したいのに…ベルを手放せない。」
◆ s11(5秒)
テロップ:[店長のベルを私が鳴らしても帰れないのはなぜ?]
長島 徹「出口は開いてる。帰っていいよ。」