表示の設定

本文の文字の大きさ
背景
書体
行間
余白
向き
画面全体の文字サイズ

ボタンやメニューも含めて全体を拡大・縮小します。BunCho・スタジオと共通の設定です。

『私を捨てた夫が、私の会社に面接に来た』第6話「元夫が、うその噂を流した」(動画版) ・ AI BunCho 公式

第1話第1話:小説版(ノベライズ本編)

Instagram・TikTokなどは、端末の共有メニューまたはリンクをコピーして共有してください。投稿は各アプリで確認します。

2026/10/24 公開・967字

『私を捨てた夫が、私の会社に面接に来た』第6話「元夫が、うその噂を流した』

——翌日の昼

────────────────────────

第5話の次の日の昼、人事部のオフィス。元夫が、嘘の噂を流した。美咲のスマホに、SNSの投稿が流れてくる。

高橋 美咲「元夫を仕返しで落とした? 嘘よ。」

投稿には音声がついている。美咲が再生を押すと、自分の声。あの面接のあとに健太へかけた電話の録音で、途中で切れていて、仕返しで落としたように聞こえる。

高橋 美咲の声が響いた。「不採用と、離婚は……」

高橋 美咲「健太にかけた電話の録音……。仕返しじゃないって続きが切られてる。」

中村部長が美咲の机に来る。会社に苦情の電話が続き、採用の応募も止まってしまった。

中村 浩二「不採用は私が決めた。苦情の電話で応募も止まった。」

高橋 美咲「元夫の健太が、嘘の投稿を……。」

中村部長は、音声は確かに美咲の声だと言う。美咲は、仕返しなどしていないと答える。

中村 浩二「音声は、確かにあなたの声だ。」

高橋 美咲「はい。でも、私は仕返しなんてしていません。」

美咲は動じない。面接の録画では不採用の理由を、電話の元の録音では切られた続きを確かめてほしいと頼む。二つの記録は、調べる目的が違う。

高橋 美咲「面接の録画で不採用の理由を。電話は元の録音を調べてください。」

美咲は動じない。会社の録画と比べてほしい、自分のことも一から調べてほしいと、自分から頼む。ここがこの話の山。

高橋 美咲「私のことも、一から調べてください。」

中村部長はうなずく。でも、部長が美咲をかばうのではない。会社の外の人に、公平に調べてもらう。その言葉に、美咲は一人ではないと感じる。

中村 浩二「公平な調査は、社外の小野寺さんに頼む。」

調べが終わるまで、美咲は採用の仕事から外れる。美咲は静かに受け入れる。

中村 浩二「調査中は採用から外れてくれ。」

高橋 美咲「……分かりました。」

美咲が先ほど届いた通知を開く。新しい書き込みが表示される。

高橋 美咲「私が知り合いだけ合格させてる? また嘘……。」

二人は顔を見合わせる。あの電話を録音できたのは、健太だけだ。

高橋 美咲「この電話を録音できたのは、健太だけ……。」

中村 浩二「調べれば、分かる。」

段落へのコメント

誤字・矛盾を報告

本文の文字を選ぶと、段落へのコメントや誤字・矛盾の報告ができます。

★で評価

レビューを書く

応援コメント 0

ログインして応援コメントを書く

通報する

理由