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『生き埋めにされた王妃の復讐』 ・ AI BunCho 公式

第2話第1話「生き埋めにされた王妃」(完全映像脚本・全165カット)

2026/10/20 公開・7,939字

【公式映像脚本】『生き埋めにされた王妃の復讐 第1話』

キャッチコピー:王冠ごと埋められた王妃は、墓の下の竜と戻ってきた

■ あらすじ

夫である王に先王殺しの罪を着せられ、王冠ごと生き埋めにされた王妃セレン。墓所の床下に鎖でつながれていた盲目の竜と共に脱出し、15年後、軍を率いて戻る。敵軍の元帥は、死んだと聞かされていた彼女の息子だった。母も子も、相手が誰かを知らない。

■ 登場人物

・セレン王妃(主人公。生き埋めにされた王妃、灰の軍勢の首領):オストレル王国の王妃。先王の毒殺に気づき、夫コルヴィンを告発しようとして罪を着せられた。墓所から竜と共に脱出し、焼かれた辺境の民を集めて軍にした。

・コルヴィン王(敵役。父を毒殺して王位に就き、王妃に罪を着せた王):物静かで、怒鳴らず、相手に選ばせる形で人を動かす。毒「夜咲き草」の小瓶を15年持ち続け、邪魔者は同じ方法で消す。

・ケイル元帥(本名アリック)(セレンの息子。王に「ケイル」と改名され、母は逆賊だと教えられて育った王の軍の元帥):王の養子として育ち、王を父と呼ぶ。真面目で寡黙、命令には従うが、母の形見の円盤だけは手放さない。

・オズウィン(王家の墓守。王妃に蝋燭を渡した唯一の味方、現在はケイルの鎧番):王の命令で王妃を棺に納めたが、蓋に漆喰を塗らず、蝋燭と火打ち石を渡した。王の口止めで15年黙り、ケイルのそばに仕え続けた。

■ 本編カット割り台本

【シーン S1:フック:王冠ごと】

◆ s001(2.5秒)

 ト書き:真っ暗な石棺の中。震える手が火打ち石を打ち、蝋燭に火がつく。

◆ s002(3秒)

 ト書き:王冠をかぶった女が石棺の中で目を見開いている。

 VO:seren「私は王冠ごと埋められた。」

◆ s003(3秒)

 ト書き:床の鉄格子の下で、巨大な白濁した眼が開く。

◆ s004(3.5秒)

 ト書き:王家の墓地の地面が割れ、灰白の竜が月に向かって翼を広げる。

 VO:seren「だから、もっと深くに埋められていたものを連れて戻った。」

◆ s005(3秒)

 ト書き:15年後。鉄の半仮面の女が竜の首に乗って戦場を見下ろす。

 画面文字:[生き埋めにされた王妃の復讐]

【シーン S2:毒を盛った王妃】

◆ s006(4秒)

 ト書き:オストレル王国の玉座の間。夜。

 画面文字:[十五年前]

◆ s007(4秒)

 ト書き:先王が寝台で死んでいる。唇が緑がかった黒。王妃セレンが立ちすくむ。

◆ s008(3.5秒)

 ト書き:死者の手の横の緑の小瓶を、王妃の手が拾う。

◆ s009(3.5秒)

 ト書き:子ども部屋。眠る王子アリックの横に王妃が座る。

◆ s010(4秒)

 ト書き:骨の円盤を二つに割り、片方を眠る子の首に結ぶ。

◆ s011(4秒)

 ト書き:王妃が子に囁く。

 セレン王妃「半分ずつ。もう片方を見つければ、私に会える。」

◆ s012(3.5秒)

 ト書き:王妃が小瓶を握り、玉座へ歩く。

◆ s013(3秒)

 ト書き:玉座のコルヴィン王。動じない。

◆ s014(3.5秒)

 ト書き:小瓶を掲げる。

 セレン王妃「お父上は熱病で死んだのではない。」

◆ s015(3秒)

 ト書き:王がわずかに笑う。

 コルヴィン王「皆はどちらを信じると思う、セレン?」

◆ s016(3秒)

 ト書き:王の肩越しの王妃。

 セレン王妃「評議会よ。夜明けに。」

◆ s017(3秒)

 ト書き:王が二本指を上げる。柱の陰から衛兵が出て王妃を捕らえる。

◆ s018(3秒)

 ト書き:王の手が、王妃の指を小瓶ごと握らせる。

 コルヴィン王「しっかり持っていろ。」

◆ s019(3.5秒)

 ト書き:王が扉に向かって叫ぶ。

 コルヴィン王「王妃が父上に毒を盛った!」

◆ s020(3秒)

 ト書き:扉口で凍りつく廷臣たち。

◆ s021(3.5秒)

 ト書き:王妃が罠を悟る。

【シーン S3:王冠はくれてやれ】

◆ s022(4.5秒)

 ト書き:王家の地下墓所。床の中央に王冠の形の錠がついた巨大な鉄格子。

◆ s023(4秒)

 ト書き:縛られた王妃が石棺へ運ばれる。王が続く。

◆ s024(3秒)

 ト書き:墓守オズウィンが漆喰の鏝を持って目を伏せる。

◆ s025(3秒)

 ト書き:王が王冠を王妃の頭に押しつける。

 コルヴィン王「王冠はくれてやれ。」

◆ s026(3秒)

 ト書き:王が見下ろす。

 コルヴィン王「暗闇で好きなだけかぶっていろ。」

◆ s027(3秒)

 ト書き:王妃が見上げて言う。

 セレン王妃「殺したのは私じゃない。あなたよ。」

◆ s028(3秒)

 ト書き:王が嘲るように頭を下げる。

 コルヴィン王「王妃万歳。」

◆ s029(3.5秒)

 ト書き:衛兵が重い石蓋を押していく。手前の若い衛兵(左耳が欠けている)が目をそらす。

◆ s030(3秒)

 ト書き:蓋の影で、墓守が蝋燭と火打ち石を王妃の手に押し込む。

◆ s031(3秒)

 ト書き:墓守が囁く。

 オズウィン「漆喰は塗っていません。」

◆ s032(3秒)

 ト書き:細くなる光の中で王妃が言う。

 セレン王妃「息子に伝えて、私は——」

◆ s033(2.5秒)

 ト書き:蓋が閉じる。闇。

◆ s034(3.5秒)

 ト書き:王が階段を上がり、松明が一本ずつ消されていく。

◆ s035(5秒)

 ト書き:闇の中の独白。

 VO:seren「ここで死ねば、息子は母を人殺しだと信じて育つ。」

◆ s036(3.5秒)

 ト書き:王冠がかすかに光る。

 VO:seren「そして本当の人殺しが、あの子を育てる。」

【シーン S4:闇の中の蝋燭】

◆ s037(3秒)

 ト書き:蝋燭に火がつき、王妃の顔が浮かぶ。

◆ s038(3.5秒)

 ト書き:肩で蓋を押す。わずかに動く。

◆ s039(3.5秒)

 ト書き:蓋が床に落ちる。

◆ s040(3.5秒)

 ト書き:王妃が棺から出る。

◆ s041(3.5秒)

 ト書き:階段上の鉄扉は外から鎖で閉ざされている。

◆ s042(3秒)

 ト書き:広大な闇に小さな灯。

◆ s043(4.5秒)

 ト書き:壁の浮き彫り。王たちが首輪で竜を地下につないでいる。

 VO:seren「始祖の王たちは、ここに何かをつないだ。」

◆ s044(3.5秒)

 ト書き:浮き彫りの細部。冠をいただく王が血の掌を王冠形の錠に押し当てている。

◆ s045(3.5秒)

 ト書き:鉄格子の上に跪く。下から温かい風。

◆ s046(3秒)

 ト書き:下から巨大な吐息。王妃が息を止める。

◆ s047(3.5秒)

 ト書き:格子の下を白い鱗が滑っていく。

◆ s048(3秒)

 ト書き:白濁した眼に蝋燭の灯が映る。

◆ s049(3.5秒)

 ト書き:後ずさり、錠と浮き彫りを見比べる。

【シーン S5:封印】

◆ s050(3.5秒)

 ト書き:王冠を外し、七つの先端を見つめる。

◆ s051(3秒)

 ト書き:王冠の先で掌を切る。

◆ s052(3.5秒)

 ト書き:血の手を上げて言う。

 セレン王妃「暗闇でかぶれと言ったわね。」

◆ s053(3.5秒)

 ト書き:血の掌を錠に押し当てる。錠の継ぎ目が橙に光る。

◆ s054(3.5秒)

 ト書き:鉄格子の床が持ち上がり、灰が噴き上がる。

◆ s055(4秒)

 ト書き:竜の頭が格子を破って現れる。

◆ s056(3秒)

 ト書き:王妃が凍りつく。背後に竜の鼻先。

◆ s057(3秒)

 ト書き:竜の白い眼に王妃が映る。

◆ s058(3.5秒)

 ト書き:血の掌を差し出す。竜が触れ、首を垂れる。

◆ s059(3.5秒)

 ト書き:首輪の鎖をつかんで首に乗る。

◆ s060(3.5秒)

 ト書き:竜が天井を突き破る。

◆ s061(3.5秒)

 ト書き:空の石棺が落石で砕ける。

◆ s062(3.5秒)

 ト書き:フックと同じ画。墓地が割れて竜が飛び立つ。

◆ s063(3.5秒)

 ト書き:竜の首の上の王妃。

◆ s064(4.5秒)

 ト書き:月夜の都と宮殿の上を、灰を引いて竜が飛ぶ。

◆ s065(3.5秒)

 ト書き:城壁の衛兵が見上げて固まる。

◆ s066(3.5秒)

 ト書き:宮殿の中庭に灰が雪のように降る。

【シーン S6:遺体はない】

◆ s067(3.5秒)

 ト書き:露台の王。肩に灰が積もる。

◆ s068(2.5秒)

 ト書き:杯のワインに灰が落ちる。

◆ s069(3.5秒)

 ト書き:衛兵長が跪いて報告する。

 OS:guard「墓所が開いております。遺体はありません。」

◆ s070(3秒)

 ト書き:王が言う。

 コルヴィン王「ならば、あの怪物と一緒に焼け死んだ。」

◆ s071(3.5秒)

 ト書き:戸口に裸足の王子。胸に半分の円盤。

◆ s072(3.5秒)

 ト書き:王が膝をついて優しく言う。

 コルヴィン王「母上は、お祖父様に毒を盛ったのだ。」

◆ s073(3秒)

 ト書き:王子の涙。

◆ s074(3秒)

 ト書き:王が振り返らずに命じる。

 コルヴィン王「王子も死んだと国中に触れ回れ。」

◆ s075(4秒)

 ト書き:王の手が子の頭に置かれる。

 VO:corvin「今夜からお前はケイルだ。アリックは死んだ。」

◆ s076(3.5秒)

 ト書き:戸口の陰で墓守が聞いている。

【シーン S7:十五年】

◆ s077(5秒)

 ト書き:焼けた辺境。夕焼けの空を竜が渡る。

 VO:seren「王は国中に、私の息子は死んだと告げた。」

◆ s078(4秒)

 ト書き:村の広場で触れ役が鐘を鳴らす。群衆に頭巾の王妃。

 OS:herald「逆賊の王妃が王子に毒を盛った!」

◆ s079(3.5秒)

 ト書き:涙。それから顎に力がこもる。

◆ s080(3秒)

 ト書き:頭巾を下ろして誓う。

 セレン王妃「なら、あの男のすべてを奪う。」

◆ s081(4秒)

 ト書き:尾根の焚き火。竜が王妃を囲んで丸くなる。

 VO:seren「だから、あの男に焼かれた者たちを集めた。」

◆ s082(3.5秒)

 ト書き:亡命者たちと剣の稽古。

◆ s082a(3.5秒)

 ト書き:夜、竜の首にまたがり焼けた砦の上を低く飛ぶ。

◆ s083(3.5秒)

 ト書き:竜が砦の門を引きはがし、囚人たちが逃げ出す。

◆ s084(3秒)

 ト書き:亡命者たちが跪く。

◆ s085(3秒)

 ト書き:鍛冶の槌が鉄の半仮面を打つ。

◆ s086(3.5秒)

 ト書き:15年後。白い一房の髪。鉄の半仮面をつける。

◆ s087(4.5秒)

 ト書き:黒い尾根に広がる灰の軍勢の野営。岩の上に竜。

◆ s088(4秒)

 ト書き:玉座の間。若い騎士が王の前に跪く。

◆ s089(3秒)

 ト書き:王が剣を柄から渡す。

◆ s090(3.5秒)

 ト書き:王が言う。

 コルヴィン王「お前の母は私の父に毒を盛った。忘れるな。」

◆ s091(3秒)

 ト書き:同じ構図で大人になった顔。首に半分の円盤。

 ケイル元帥(本名アリック)「忘れたことはありません。」

【シーン S8:元帥】

◆ s092(4.5秒)

 ト書き:グレイフィールドの平原。王の軍の野営。

 画面文字:[現在]

◆ s093(3.5秒)

 ト書き:若き元帥ケイルが天幕に入る。

◆ s094(3.5秒)

 ト書き:地図卓に座る王。

◆ s095(3秒)

 ト書き:王が白い駒を川の向こうに置く。

 コルヴィン王「あの女の獣が川で目撃された。」

◆ s096(3秒)

 ト書き:ケイルが答える。

 ケイル元帥(本名アリック)「では明日、戦います。」

◆ s096a(3.5秒)

 ト書き:天幕の口から対岸の尾根の焚き火を見る。

◆ s097(3秒)

 ト書き:首の半分の円盤を指で回す癖。

◆ s098(3秒)

 ト書き:王の視線が円盤に落ちる。

 コルヴィン王「まだ逆賊の飾りを着けているのか。」

◆ s099(3秒)

 ト書き:ケイルが円盤を握る。

 ケイル元帥(本名アリック)「母のものは、これしかありません。」

◆ s100(3.5秒)

 ト書き:天幕の隅で鎧を磨く老オズウィンの手が止まる。

◆ s101(3秒)

 ト書き:王が冷たく言う。

 コルヴィン王「ならば魔女と一緒に燃やせ。」

◆ s102(3秒)

 ト書き:黙って円盤を鎧の下に隠し、背を向ける。

◆ s103(3.5秒)

 ト書き:天幕の外。ケイルが老人に尋ねる。

 ケイル元帥(本名アリック)「あなたは母を知っていた。どんな人だった?」

◆ s104(3秒)

 ト書き:老人が目をそらして答える。

 オズウィン「勇敢でした。私よりずっと。」

【シーン S9:地平の灰色の翼】

◆ s105(4秒)

 ト書き:対岸の尾根を、竜が低く飛ぶ。

◆ s106(3秒)

 ト書き:老人が見上げて固まる。桶が落ちる。

◆ s107(3.5秒)

 ト書き:望遠。竜の首の、壊れた鉄の首輪。

◆ s108(3秒)

 ト書き:老人が気づく。

 オズウィン「墓所の下にいたものだ。」

◆ s109(2.5秒)

 ト書き:「生きていた」

 オズウィン「生きておられた。」

◆ s110(3.5秒)

 ト書き:老人が元帥の天幕へ急ぐ。

◆ s111(3秒)

 ト書き:王が影から出て老人の行く手をふさぐ。

◆ s112(3秒)

 ト書き:王が軽く言う。

 コルヴィン王「亡霊でも見たような顔だな。」

◆ s113(2.5秒)

 ト書き:老人がごまかす。

 オズウィン「灰を見ただけです、陛下。」

◆ s114(3.5秒)

 ト書き:王がワインを注ぐ。杯の陰で、あの緑の小瓶を傾ける。

◆ s115(3秒)

 ト書き:王が杯を渡す。

 コルヴィン王「飲め。昔のよしみだ。」

◆ s116(3秒)

 ト書き:杯の表面が震える。

◆ s116a(3秒)

 ト書き:老人が王を見たまま飲み干す。

【シーン S10:緑の唇】

◆ s117(3.5秒)

 ト書き:夜。老人が天幕に倒れ込み、ケイルが受け止める。

◆ s118(3秒)

 ト書き:唇が緑がかった黒。先王と同じ。

◆ s119(3秒)

 ト書き:老人があえぐ。

 オズウィン「お母上は……王冠を……」

◆ s120(2.5秒)

 ト書き:ケイルが首を振る。

 ケイル元帥(本名アリック)「母は死んだ。」

◆ s121(3秒)

 ト書き:老人の手が円盤をつかみ、力が抜ける。

 オズウィン「彼女は——」

◆ s122(3秒)

 ト書き:悲しみが怒りに変わる。

◆ s123(3秒)

 ト書き:王が戸口に立つ。

 コルヴィン王「夜咲き草だ。あの女の毒だ。」

◆ s124(3秒)

 ト書き:王があおる。

 コルヴィン王「我らを滅ぼしに戻ってきたのだ。」

◆ s125(3秒)

 ト書き:目を閉じさせて立ち上がる。

 ケイル元帥(本名アリック)「ならば、私が終わらせる。」

◆ s126(3秒)

 ト書き:天幕の外に兵が集まる。

【シーン S11:グレイフィールド】

◆ s127(4.5秒)

 ト書き:夜明け。灰色の平原に両軍。

◆ s128(3.5秒)

 ト書き:尾根の王妃。あの鉄の王冠をかぶる。

◆ s129(3秒)

 ト書き:王妃が言う。

 セレン王妃「私は王冠ごと埋められた。」

◆ s130(2.5秒)

 セレン王妃「今日は、かぶって行く。」

◆ s131(3秒)

 ト書き:剣の柄に、円盤のもう半分が結ばれている。

◆ s132(3秒)

 ト書き:ケイルが面頬を下ろす。

◆ s133(3.5秒)

 ト書き:騎兵が突撃を始める。

◆ s133a(2.5秒)

 ト書き:泥を蹴る蹄。

◆ s134(2.5秒)

 ト書き:ケイルが叫ぶ。

 ケイル元帥(本名アリック)「王のために!」

◆ s135(4秒)

 ト書き:空撮。数千騎が平原を駆ける。

◆ s136(3秒)

 ト書き:王妃が手を上げ、拳を握る。

◆ s137(3.5秒)

 ト書き:竜が岩から飛び立つ。

◆ s138(4秒)

 ト書き:竜が低く飛び、灰の息を吐く。突撃の先頭が止まる。

◆ s139(3.5秒)

 ト書き:灰の中で兵がむせ、馬が回る。

◆ s140(3秒)

 ト書き:ケイルが灰の壁の前で止まる。

◆ s140a(3秒)

 ト書き:面頬の奥の目。

◆ s141(3.5秒)

 ト書き:灰の軍勢が盾を構える。

【シーン S12:灰の中の対面】

◆ s142(4秒)

 ト書き:静まり返った平原。突撃は灰の中で止まっている。

◆ s143(4秒)

 ト書き:灰の中から王妃が一人で、止まった王の軍の前列へ歩み出る。

◆ s143a(3秒)

 ト書き:前列の白髪の兵。左耳が欠けている。王冠を見て顔色が変わる。

◆ s143b(3秒)

 ト書き:兵が槍を落とし、灰の中に膝をつく。

◆ s143c(4.5秒)

 ト書き:前列の兵が次々に膝をつく。

 OS:soldiers「王妃だ……俺たちが埋めた王妃だ」

◆ s143d(3秒)

 ト書き:仮面の外の頬を、涙が灰を割って落ちる。

◆ s143e(3秒)

 ト書き:王妃が兵に言う。

 セレン王妃「立ちなさい。あなたは石を押しただけ。」

◆ s154(3秒)

 ト書き:丘の上の王。笑みが消えていく。

◆ s154a(2.5秒)

 ト書き:王が名を呟く。手綱の手が震える。

 コルヴィン王「セレン。」

◆ s154b(3秒)

 ト書き:王妃が剣先を丘の王へ向ける。

◆ s145a(3.5秒)

 ト書き:盲目の竜が熱を追い、丘の王へ首を向ける。

◆ s153(3秒)

 ト書き:灰の軍勢が叫ぶ。膝をついた王の兵が顔を上げる。

 OS:host「王妃万歳!」

◆ s144(2.5秒)

 ト書き:膝をつく兵の間を、ケイルが一騎で抜けて馬を降りる。

◆ s146(2.5秒)

 ト書き:王妃が問う。

 セレン王妃「王の軍を率いるのは誰?」

◆ s147(2.5秒)

 ト書き:ケイルが面頬越しに答える。

 ケイル元帥(本名アリック)「王の息子だ。」

◆ s149(2.5秒)

 セレン王妃「なら、父親の罪を背負って死になさい。」

◆ s150(2.5秒)

 ケイル元帥(本名アリック)「お前は、母の仇として死ね。」

◆ s151(3秒)

 ト書き:剣の柄の半分と、喉当ての下の半分。ピントが送られる。

◆ s156(3.5秒)

 ト書き:母と子が剣を抜いて灰の中で向かい合う。その上で竜が翼を広げる。

 画面文字:[第2章 灰の中の対面]

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