『404号室の絶対ルール』第1話「深夜2時、ドアスコープを覗いてはいけない』
——深夜2時にチャイムが鳴っても、絶対にドアスコープを覗いてはいけない――。
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格安の404号室に引っ越してきた美咲は、大家の老婆から「深夜2時にチャイムが鳴っても絶対にドアスコープを覗くな」と警告され、確認用の小型防犯モニターを渡される。その夜2時00分、玄関の外から親友・遥の悲鳴で「助けて!」とドアが叩かれる。モニターを起動すると、外に立っていたのは親友ではなく、遥のスマホから録音音声を再生しながらドアスコープを覗き込む見知らぬ青白い女だった。
深夜2時、チャイムが鳴っても
絶対に覗いてはいけない。
404号室の掟:深夜2時はドアスコープ禁止。
大家の老婆「深夜二時にチャイムが鳴っても、絶対にドアスコープは覗きなさんな。このモニターだけ見な。」
午前2:00 玄関の外から親友・遥の悲鳴。
遥(親友の声)「美咲、助けて! 変な男に追われてるの、早く開けて!」
張り詰めた空気のなか、場面が動く。
佐伯美咲「遥の声だ……! でも、今は深夜二時……覗いちゃダメだ!」
張り詰めた空気のなか、場面が動く。
佐伯美咲「大家さんにもらったモニターなら、外が見える……!」
親友のスマホの録音音声を再生する見知らぬ女。
遥(親友の声)「美咲、助けて! 早く開けて!」
張り詰めた空気のなか、場面が動く。
佐伯美咲「遥じゃない……! あの女、遥のスマホで声を再生してる……!」
張り詰めた空気のなか、場面が動く。
佐伯美咲「二時一分……外の気配が、消えた。助かった……。」
張り詰めた空気のなか、場面が動く。
佐伯美咲「でも、なんであの女が遥のスマホを……? 遥、無事だよね……?」
部屋のクローゼットの中から鳴り響く、親友の着信音。
佐伯美咲「え……? 着信音が……部屋のクローゼットの中から……!?」
第2の掟「部屋の中で音がしても、振り返るな」
次回『クローゼットの隙間』。
大家の老婆「言い忘れたねぇ。すでに部屋の中にいる時は、振り返っちゃいけないよ。」