『同僚も私もお昼がない、丸いパンはあと1個だけ…』第1話「同僚は昼を忘れた。私の丸いパンはあと1個だけ』
——今、鳴った?
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冒頭、すみれが最後の丸いパンを食べようと口を開いた瞬間、本人のお腹がはっきり鳴る。すみれは驚いて口を閉じ、パンを口元で止める。空腹を隠すように画面右の文也を見て、かじらずにパンを胸元へ下ろし、台詞を言う。最初の1秒は腹の音と短い問い、その後に題名を出す。
小松 すみれ「これあげたら、私のお昼なくなる。」
開始4秒地点。文也は長椅子の右端に座り、左隣を広く空けている。冒頭ですみれの心の声「お返ししたい。」を聞かせ、字幕では文也と同僚のすみれの名前・関係だけを紹介する。文也は心の声には反応せず、その後、お昼を忘れ、買いに行けないことを話す。
小松 すみれの声が響いた。「お返ししたい。」
井上 文也「昼、忘れた。買いに行けない。」
すみれは最後のパンを画面右の文也へ渡す。文也が受け取ってからカットを終える。
小松 すみれ「はい。いつも残業、助けてくれるし。」
パンを受け取った文也は、かじらずにすみれを見る。
井上 文也「でも、小松さんの昼は?」
すみれは文也の隣の空席を見てから、その席について尋ねる。
小松 すみれ「隣、いつも空けてるよね。」
隣を空けている文也。パンはまだ食べず、空席を一度見る。
井上 文也「うん。ここ、空けときたくて。」
文也は空腹でも、パンをすみれへ返し、先に食べることを譲る。受け渡しが終わってから切る。
井上 文也「先に食べて。俺はあとでいい。」
感動の山: 文也はすみれを見て、好きな彼女のための空席だったと告げる。台詞の後は口を閉じ、二秒間、返事を待つ。
井上 文也「好きな君のために、空けてたんだ。」
返されたパンを持ったすみれが、立っていた位置からそのまま長椅子の左側へ座る。隣の文也は画面外。
小松 すみれ「じゃあ、今日は一緒に食べよ。」
すみれはパンをかじる。パンは丸い形を保ち、縁にかじり跡ができる。台詞はない。
長椅子の左にすみれ、右に文也。すみれはかじり跡のあるパンを文也へ渡す。文也が受け取り、互いに口を閉じた笑顔になる。受け渡しを完了した絵で閉じる。