『隣人に窓の手形を見せたら、知りすぎた返事だった』第1話「朝、私の部屋の窓に泥の手形…なぜ内側に?』
——内側に手形?
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朝。文香が、閉じた窓の内側に残る乾いた泥の手形を見つめる。内側の手形を怖がり、恵美を呼ぼうと口にする。手形は消さない。
長尾 文香「内側に手形…怖い。恵美を呼ぼう。」
文香に呼ばれた恵美が画面右の開いた戸口から室内右側へ入る。文香は窓際の左側から恵美を見る。両者の名前と関係を紹介する。
長尾 文香「手形が怖くて、呼んだの。」
右側に立った恵美が、昨夜、文香が寝ながら笑っていたと言う。視線は画面外左側の文香へ向けたまま。
原口 恵美「昨夜、寝ながら笑ってたね。」
左側の文香が、昨夜はカーテンを閉めていたのに、なぜ寝顔が見えたのかと尋ねる。外からは見えないはずの自分の様子を知る恵美に、疑いを持つ。
長尾 文香「カーテン閉めてたのに、なんで見えたの?」
恵美の左袖についた乾いた茶色の泥を、文香が画面外から指摘する。恵美は袖を隠さず、平静を保つ。
長尾 文香の声が響いた。「袖にも、同じ色の泥がついてる。」
恵美は昨夜ベランダで転んだと答える。侵入についてはまだ言わない。左袖の泥はそのまま残る。
原口 恵美「昨夜、ベランダで転んだだけ。」
文香は、隣とベランダがつながっていることと、昨夜は窓を少し開けて寝たことを結びつける。窓の手形は同じ位置に残る。
長尾 文香「隣とベランダ、つながってる。」
長尾 文香「窓、少し開けて寝てた…。」
感動の山: 怖さの山。恵美が窓から毎晩入っていたと認める。決め台詞を冒頭から約2秒で言い終え、その後は3秒近く無言で文香を見る。
原口 恵美「そこから、毎晩入ってたの。」
文香が窓の手形へ目を落とす。恵美が画面外から、昨夜の雨で汚れた自分の手が窓の内側に触れたと説明する。
原口 恵美の声が響いた。「雨で汚れた手で、内側に触ったの。」
恵美が、目的は文香の寝顔を見ることだったと明言する。現在窓が閉じている理由も、自分が帰る時に閉めたからだと説明する。
原口 恵美「寝顔を見てた。」
原口 恵美「帰る時、窓は閉めてたよ。」
文香は、助けを求めて侵入者本人を呼んだと理解する。恵美は室内右側にいるまま、今日は呼ばれたから来たと画面外で言う。文香が動けずにいる絵で閉じる。
原口 恵美の声が響いた。「今日は、呼んでくれたから。」