【公式映像脚本】『彼の部屋の開かずの扉を開けたら、五年後の私がいた』
キャッチコピー:同棲中の彼の部屋に一つだけある開かずの扉。ハロウィンの夜、七海が鍵を開けると、中にいたのは五年後の自分だった。「その人と結婚しないで。五年後、彼は私をかばって死ぬ」。
■ あらすじ
同棲中の彼の部屋に一つだけある開かずの扉。ハロウィンの夜、七海が鍵を開けると、中にいたのは五年後の自分だった。「その人と結婚しないで。五年後、彼は私をかばって死ぬ」。
■ 登場人物
・岡部 七海(lead / 恋人の部屋で同棲している)
・岡部 七海(五年後)(lead / 五年後の七海)
・有馬 駿(lead / 七海の恋人)
■ チャプター構成
[00:00] 扉の向こう
[00:18] 五年後の警告
[00:28] 別れ
[00:47] 五年後の扉
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(2秒)
ト書き:ハロウィンの夜。白い扉が開く。青い光の中を見た七海が凍りつく。
テロップ:[彼の部屋の、開かずの扉の向こうに——]
◆ s02(2.5秒)
ト書き:椅子に座った、髪の短い「七海」が顔を上げる。
テロップ:[五年後の私がいた。]
岡部 七海(五年後)「……待ってた。」
◆ s03(2.5秒)
ト書き:題字は合成。
テロップ:[彼の部屋の開かずの扉を開けたら、五年後の私がいた]
【シーン 2】
◆ s04(5秒)
ト書き:一か月前。居間のソファで、毛布にくるまって笑いながらキスする二人。
テロップ:[一か月前]
岡部 七海(声)「同棲して一年。彼の部屋には、開かずの扉が一つある。」
◆ s05(3.5秒)
ト書き:駿が後ろから七海を抱きすくめ、耳もとでささやく。笑っているのに、目は笑っていない。
有馬 駿「あそこは、開けちゃだめな部屋なんだ。」
◆ s06(3秒)
ト書き:ハロウィンの夜。かぼちゃのランタンの横に、小さな鍵。
岡部 七海(声)「ハロウィンの夜、その鍵を見つけた。」
【シーン 3】
◆ s07(4秒)
ト書き:五年後の七海が、静かに告げる。
岡部 七海(五年後)「その人と、結婚しないで。」
◆ s08(3.5秒)
ト書き:涙がひとすじ。
岡部 七海(五年後)「五年後、彼は私をかばって死ぬ。」
◆ s09(2.5秒)
ト書き:七海が後ずさる。
岡部 七海「嘘……」
【シーン 4】
◆ s10(3秒)
ト書き:翌日の夜。テーブルに置かれた指輪の箱。
有馬 駿(声)「結婚してください。」
◆ s11(3秒)
ト書き:七海が泣きながら首を振る。
岡部 七海「ごめん。……あなたに、生きててほしいの。」
◆ s12(3秒)
ト書き:駿が何も言えずに、箱を閉じる。
有馬 駿「……わかった。」
◆ s12b(4秒)
ト書き:翌朝。乱れたシーツ。駿のシャツを羽織った七海が、眠る駿の額にキスして、そっとベッドを出る。
岡部 七海(声)「最後の夜だけ、わがままを言った。」
◆ s13(3秒)
ト書き:七海がスーツケースを引いて、部屋を出ていく。
岡部 七海(声)「私は、彼と別れた。」
◆ s13b(3秒)
ト書き:玄関に残された駿が、閉じた扉に向かって小さく言う。
有馬 駿「七海……元気で。」
【シーン 5】
◆ s14(3秒)
ト書き:五年後。髪の短くなった七海が、空き部屋になった同じ廊下に立つ。
テロップ:[五年後]
◆ s15(6秒)
ト書き:七海の独白。
岡部 七海(五年後)(声)「プロポーズを断って五年。彼は生きている。でも私は、死んでいるのと同じだった。」
◆ s16(3秒)
ト書き:七海が扉の部屋に入り、椅子に座る。
◆ s17(2.5秒)
ト書き:扉が開き、若い七海が覗く。
◆ s17b(3秒)
ト書き:若い七海が、震える声で聞く。
岡部 七海「……彼、死ぬんでしょ?」
◆ s18(4秒)
ト書き:五年後の七海が、泣きながら微笑む。
テロップ:[五年後の私は、逆のことを言った。]
岡部 七海(五年後)「それでも……結婚して。」