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夫の帽子を拾ったら、川から手が伸びてきた ・ AI BunCho 公式

資料映像脚本・カット割り台本

これは小説の本編ではなく、映像化のための資料です。本編の出来事や結末が書かれていることがあります。

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2026/11/02 公開・1,422字

【公式映像脚本】『夫の帽子を拾ったら、川から手が伸びてきた』

キャッチコピー:受け取らない?

■ 登場人物

・西田 春菜(夫の帽子を拾わされた妻。単一主人公。)

・西田 康平(妻を身代わりにして川の怪異から逃げようとする夫。)

・深沢 邦夫(川にいる成人男性相当の河童。帽子を持つ人へ手を伸ばす。)

■ 本編カット割り台本

【シーン 1】

◆ s01(4秒)

 ト書き:春菜の困惑した顔。胸元に夫の濡れた帽子があり、川側に立ったまま帰りたいと訴える。夫は画面外の右にいる。

 テロップ:[受け取らない?]

 テロップ:[康平の妻・西田春菜]

 西田 春菜「帰りたい。帽子、なんで受け取らないの?」

◆ s02(5秒)

 ト書き:道の内側にいる康平が、画面外左の春菜の帽子を見て命じる。紹介字幕はカット頭から出す。

 テロップ:[春菜の夫・西田康平]

 西田 康平「帽子を持って、川側にいろ。」

◆ s03(5秒)

 ト書き:いつも川側を歩かされる春菜が、今日だけ帽子まで拾わせた理由を尋ねる。帽子は胸元に戻して持つ。

 西田 春菜「いつも私が川側。今日は帽子まで拾わせて。」

◆ s04(5秒)

 ト書き:康平は帽子の方向を凝視する。目が見開き、唇が乾き、体が固まる。横柄さの下に恐怖が見える。

 西田 康平「それ、俺に近づけるな。」

◆ s05(5秒)

 ト書き:春菜は帽子を持ったまま、夫が普段押しつける片づけの決まりを持ち出す。目は夫を見据え、口調だけを強くする。

 西田 春菜「自分の物は自分で片づけろって、言うよね。」

◆ s06(5秒)

 ト書き:康平が帽子を恐れる理由を告白する。妻を困らせるだけの態度だという見方が崩れる。

 西田 康平「捨てた帽子が戻ったんだ。」

 西田 康平「持つと、川から手が伸びるんだ。」

◆ s07(5秒)

 ト書き:春菜が胸元の帽子へ視線を落とす。恐怖で目が開き、口元が固まる。帽子は手放していない。

 西田 春菜「それを、私に拾わせたの?」

◆ s08(5秒)

 ト書き:康平が昨日の出来事を短く説明する。今も帽子の方を見つめ、唇が震えている。

 西田 康平「昨日、俺も引かれた。」

 西田 康平「帽子を置いて逃げたんだ。」

◆ s09(5秒)

 ト書き:春菜は帽子を見ていた顔を夫へ向ける。怖いのは川だけでなく、帰ることを止める夫でもあると気づき始める。

 西田 春菜(声)「夫の帽子を拾ったら、川から帰れなくなった。」

◆ s10(5秒)

 ト書き:康平は帽子を受け取らないまま、妻を身代わりにする目的を明言する。目は帽子を見ており、体は逃げ腰に固まっている。

 西田 康平「お前が身代わりなら、俺は帰れる。」

◆ s11(5秒)

 ト書き:左の春菜の顔を大きく、右の康平は背中寄りでぼかす。春菜は夫の胸元へ帽子を押し返し、康平が受け取る。最後には夫だけが帽子を持つ。

 西田 春菜「あなたの帽子。あなたに返す。」

◆ s12(5秒)

 ト書き:川側の左に河童の顔、頭の水をたたえた皿、水掻きをはっきり映す。右端には帽子を胸元に持つ康平のぼけた横顔。河童は帽子へ手を伸ばして押さえる。川面は濁り、康平は目を見開いて口を閉じたまま硬直する。最後の台詞後は無言で止める。

 テロップ:[川の河童・深沢邦夫]

 西田 春菜(声)「河童は、人を水に引き込むと伝えられる。」

『夫の帽子を拾ったら、川から手が伸びてきた』はここで完結です

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