【公式映像脚本】『毎晩となりの部屋から私の声がする、鏡の前で笑うのは誰』
キャッチコピー:真夜中 アパートの一室
■ 登場人物
・野々村 真紀(会社員の女性。毎晩となりの部屋から自分の声が聞こえて怯える。)
・小柳 理恵(隣室に住む同僚の女性。真紀の声を毎晩聞いている。)
■ 本編カット割り台本
【シーン 1】
◆ s01(4秒)
ト書き:真紀が壁に耳を寄せ、となりの部屋から自分の声で「おやすみ」と聞こえて固まる。
テロップ:[真夜中 アパートの一室]
野々村 真紀「今、私の声で「おやすみ」って…」
◆ s02(5秒)
ト書き:真紀がとなりの部屋のドアを開けるが、部屋は空っぽで誰もいない。
テロップ:[となりの部屋]
野々村 真紀「誰もいない…空き部屋なのに」
◆ s03(5秒)
ト書き:寝室に戻った真紀の横で、鏡に一瞬だけ知らない笑顔が映る。
野々村 真紀「鏡の奥で、笑ってた…?」
【シーン 2】
◆ s04(5秒)
ト書き:顔を洗いに来た洗面所の鏡には、自分しか映らない。
テロップ:[洗面所]
野々村 真紀「こっちの鏡は、私だけ…」
◆ s05(5.5秒)
ト書き:壁の向こうから理恵の声がして、真紀は洗面所で立ち止まる。
小柳 理恵(声)「毎晩、あなたの声が聞こえるの」
野々村 真紀「理恵さん、壁の向こうに…」
【シーン 3】
◆ s06(5秒)
ト書き:寝室に戻り、時計を見ると毎晩同じ時刻に声が聞こえると気づく。
野々村 真紀「寝室に戻って、時計を見ると…毎晩、この時刻に決まって」
◆ s07(5.5秒)
ト書き:鏡の前に立つと、また笑顔が映る。声が聞こえた瞬間と鏡を見た瞬間が同じだと気づく。
野々村 真紀「声が聞こえるのは、鏡を見てる時…」
◆ s08(5.5秒)
ト書き:鏡の中の笑顔が、よく見ると自分の顔だと分かる。
野々村 真紀「この笑顔、私だ。私が笑ってた」
◆ s09(5.5秒)
ト書き:真紀は鏡の前で「おやすみ」と呟き、その声が壁を通り抜けてとなりの部屋へ届く。
テロップ:[声の主は、鏡の前の自分だった]
野々村 真紀「おやすみ。…毎晩、言ってたのは私」
◆ s10(5秒)
ト書き:壁の向こうで理恵がその声を聞き、真紀は鏡の中の自分と微笑み合う。
小柳 理恵(声)「今夜も、聞こえたよ」